ANAワイドカード



ANA VISAワイドカードは、三井住友カードとANA(全日空)との提携によって発行されているクレジットカードです。「ワイドカード」は、通常のANAカードのワンランク上に位置するマイルカードとなっています。よりANAマイルを貯めやすい一枚になっています。

発行期間は3日間とスピード発行に対応しているのはうれしいですね。航空系のクレジットカードでは異例の早さです

審査難易度は10段階で4となっています。一般カードとして少し作成難易度は高いですが、過去に延滞や滞納をしていない方であれば問題ないでしょう。

属性別おすすめ度

  • 無職△
  • フリーター△
  • 学生○
  • 主婦・専業主婦○
  • 新社会人◎
  • 30代社会人○
  • 個人事業主・法人代表○

申込資格は原則として高校生を除く18歳以上の方となります。このカードは幅広い層に人気があります。ANA便を利用することがあるのであれば持っておいて損はないでしょう。

おすすめの属性は旅行や出張などで飛行機を使う機会の多い新社会人の方となります。また、帰省等で年に数回飛行機を使う学生の方もメリットがあるカードだと言えます。

一般カードとゴールドカードという選択肢もあります。十分に比較検討して選択すると良いでしょう。

ざっくり紹介
◎ ANAマイラーのためのカード
○ 海外旅行傷害保険付帯
△ 年会費が割高になっている

ANAワイドカードの特徴と評判

ANAグループ便でお得にマイルを貯めることができる

ANA VISAワイドカードは、上位カードであるワイドゴールドカードと同じボーナスマイルを獲得することができます。

飛行機搭乗の機会が多い方向けだと言えます。マイルの獲得率は下記の通りです。

入会・継続でボーナスマイル獲得

入会をすると2,000マイル、次年度以降カードを継続すると2,000マイルを獲得することができます。

一般カードがそれぞれ1,000マイルなので、ちょうど倍のマイルを獲得することができるということになります。

毎回のフライトでボーナスマイル獲得

フライトのボーナスが区間マイルの25%と一般カードの2.5倍となります。利用回数が増えれば増える程お得になります。

1Pを10マイルで交換することもできる

ANAワイドカードの利用1,000円ごとに1Pのワールドプレゼントポイントを貯めることができます。通常このポイントをANAマイルに交換すると、1P=5マイルのレートとなります。

しかしながら、「10マイルコース」(年間登録費6,480円)を選択すれば、1P=10マイルの高レートで交換することができます。このカードを作成するなら10マイルコースを選択する方が良いでしょう。

陸でもマイルを貯めることができる

ANAカードマイルプラス対象店舗での利用で100円あるいは200円利用ごとに1マイルを獲得することができます。

通常のクレジットカードのポイントとは別に付与される形になりますので、二重でポイントをゲットできます。

対象店舗

  • ファミリーマート
  • セブンイレブン
  • イトーヨーカドー
  • 紀伊國屋書店
  • ニッセン
  • 楽天市場
  • Yahoo!ショッピング

年会費割引制度がある

ANAワイドカードには年会費割引制度が用意されています。①カード利用代金WEB明細サービスへの登録で540円割引になります。②マイ・ペイすリボへの登録及び利用で1,053円割引となります。

最大の割引額は1,053円です。元々の年会費7,830円から6,777円まで引き下げることができます。

マイ・ペイすリボは全ての支払いをリボ払いにできるサービスです。金利が気になる方は毎月の支払い額をショッピング枠一杯まで増額しておけば手数料なしで年会費割引の恩恵だけを受けることができます。

CLUB ANA専用のカウンターでチェックインができる

ビジネスクラス専用のカウンターを利用することができます。エコノミークラスのカウンターが混雑していてもスムーズなチェックインが可能です。

ストレスフリーで飛行機に搭乗することができるのは大きなメリットだと言えるでしょう。

海外旅行傷害保険が付帯されている

自動付帯の海外旅行傷害保険が付帯されています。家族特約は付帯されていません。

死亡後遺障害最高5,000万円、疾病治療費用最高150万円、賠償責任最高2,000万円、携行品損害最高50万円、救援者費用最高100万円の補償となっています。補償が足りないと思う方はゴールドカードあるいは他のクレジットカードをあわせて所有すると良いでしょう。

また、国内航空傷害保険も付帯されています。航空系カードらしいと言えます。日本国内線利用時にケガをしてしまった場合に補償金が支払われます。

死亡後遺障害最高5,000万円、入院日額1万円、通院日額2,000円、手術費用最高40万円です。飛行機事故に合う可能性を考えると利用することは限りなく0に近いですが、あると安心ですね。

その他ANA関連の優待一覧

  • ANAホテルズ朝食無料・ウェルカムドリンクサービス
  • チェックインいらずのSKiPサービス利用可能
  • ANAカードファミリーマイル
  • 家族間でマイルを合算することができます。

電子マネーとの相性

ANAワイドカードは、モバイルSuica、SMART ICOCA、nanaco、楽天Edyと主力の電子マネーにチャージをすることができます。

ただ、残念なことにいずれの場合もポイント付与の対象外となります。電子マネーチャージには他のクレジットカードを用意しておくことを推奨します。

電子マネー種類対応
モバイルSuicaチャージ可能
(ポイント付与対象外)
PASMOチャージ不可
SMART ICOCAチャージ可能
(ポイント付与対象外)
nanacoチャージ可能
(ポイント付与対象外)
WAONチャージ不可
楽天Edyチャージ可能
(ポイント付与対象外)
au WALLETチャージ不可

ここはマイナス

マイナス点としては割高に感じるということが挙げられます。ANAワイドカードは一般カードとゴールドカードの間に位置するカードですが、少し中途半端になってしまっています。

年会費や付帯されているサービスを考慮するとANAワイドゴールドカードを選択する方がお得だと言えます。空港ラウンジも付帯されていませんし、年会費も10マイルコースを選択するとゴールドカードとあまり変わりません。

他のANAカードとの比較

一般ワイドワイドゴールド
年会費2,160円7,830円15,120円
割引優待後1,107円6,777円10,260円
マイル移行手数料5,400円5,400円無料
入会・継続ボーナス1,000マイル2,000マイル2,000マイル
搭乗ボーナス10%25%25%
海外旅行傷害保険最高1,000万円最高5,000万円最高5,000万円
国内旅行傷害保険付帯なし付帯なし最高5,000万円
国内航空便遅延保険付帯なし付帯なし最高2万円
国内航空傷害保険最高1,000万円最高5,000万円最高5,000万円
ショッピング保険年間100万円年間100万円年間300万円
このテーブルを見ていただくとわかるのですが、実はワイドカードとワイドゴールドカードに年会費の差がありません。どういうことかというとワイドカードの場合割引後年会費6,777円とマイル移行手数料5,400円が掛かるので年会費は12,177円となります。2年に1回マイルに交換するのであれば年換算9,444円となります。

一方、ゴールドカードの場合割引後10,260円でマイル移行手数料が無料なので1年間に掛かるコストは10,260円です。差額は816円~-1,916円となります。この差でより手厚い旅行保険や空港ラウンジ利用サービスが付帯されます。また、ステータス性も格段に上がります。

ANAワイドカードの作成を検討している方はゴールドカードを合わせて検討することを推奨します。

比較対象のクレジットカード

ANA VISA Suicaカード

ANA VISA Suicaカード

ANAカードにSuicaが搭載されているマイルカードです。年会費の優遇が充実して811円まで引き下げることができます。Suicaへのオートチャージでポイントを貯めることができる便利なカードです。

ANAワイドゴールドカード

ANAワイドゴールドカード

上位カードとなっています。ビジネスクラス専用カウンターを利用可能、空港ラウンジの無料利用、各種保険が充実しているのが魅力です。金色の券面デザインも魅力的ですね。


ana visa

スペック情報

カード名ANAワイドカード
カード発行会社三井住友カード株式会社
発行期間最短3営業日
国際ブランドVISA
ポイント還元率0.5%~
年会費7,830円(税込)
ETCカード540円(年1回以上の利用で無料)
家族カード1,620円(税込)
海外旅行傷害保険死亡・後遺傷害最高5,000万円
傷害治療費用最高150万円
疾病治療費用最高150万円
携行品損害最高50万円
賠償責任最高2,000万円
救援者費用最高100万円
国内旅行傷害保険
(旅行傷害保険付きのみ)
死亡・後遺傷害付帯なし。
手術費用付帯なし。
入院日額付帯なし。
通院日額付帯なし。
締め日・支払日毎月15日締め/翌月10日払いまたは
月末締め/翌月26日支払い
ショッピング保険最高100万円
盗難保険盗難保険あり。