当記事では、クレジットカードの支払が遅れた場合の対処法について解説しています。支払日にもかかわらず何らかの理由で銀行口座への入金を忘れてしまったあるいはできなかった方向けのコンテンツです。
当記事のコンテンツ内容
カードの使用分は期日に必ず返済する必要がある!
クレジットカードの利用分は、カード会社が利用者に代わって立て替えていると考えましょう。利用者はお金を借りている立場となりますので、返済の義務があります。いかなる理由があっても必ず返済をしなければいけません。例外はないと考えて良いですね。
遅延してしまうと信用情報にキズが付く
カードの支払に遅延してしまうと信用情報にその情報が記載されることになります。そうなると住宅ローンを組んだり、クレジットカードを新たに作ることが難しくなります。後から後悔しても取り返しがつきません。必ず返済をするという強い意志を持ってカード生活を過ごしましょう。
クレジットカードの支払日は把握しておく!
クレジットカードを使うのであれば必ず支払日を事前に確認しておきましょう。いつが支払日でいつが締め日なのかを把握しておけば忘れることはなくなるでしょう。スケジュール帳やスケジュール管理アプリなどを活用すると良いですね。
私はGoogle Calendarで管理しています。パソコンやスマホなどどの環境で見ても共有できるのは使い勝手が良いですね。下記の記事で各カード会社の締め日/支払日をまとめていますので、参考にしてくださいね。
支払日当日の引き落とし時間は金融機関によって変わる
支払日当日の振替の時間は金融機関によって異なります。下記のようなケースが考えられます。多くのケースで振替日当日であってもきちんと引き落としが行われます。カード会社あるいは銀行に事前に確認しておくのが大切です。
振替日のタイミング
- 振替日当日18:00までの入金で振替
- 振替日当日15:00までの入金で振替
- 翌営業日に再度振替
- 1日に何度か振替
参照外部サイト:https://faq.jcb.co.jp/(JCB公式サイト)
支払いに遅れたらすぐにカード会社に連絡をする!
緊急での対応が必要ですが、安心してください。しっかりと対処をすれば大きな問題となる可能性は低いです。まずカードの支払いに遅れてしまったと気付いたらすぐにカード会社に連絡を行いましょう。電話で行うことは下記の二つです。
遅れてしまった旨を伝える
遅れてしまったという旨を伝えましょう。申し訳ないという気持ちを伝えると良いですね。相手も人間ですので、感情に訴えるのは良いと思います。もちろんそれで遅延が許されるわけではありませんが、良い印象を与えるべきです。より親身に相談に乗ってもらえる可能性があります。
支払い方法について確認する
入金に遅れてしまった場合の支払い方法について確認しましょう。口座振込、各種ATMでの支払い、コンビニでの支払いなどが挙げられます。また、別日に改めて振替が行われることもあります。どのような支払い方法があるのかを確認したら迅速に支払いを行いましょう。セゾンカードの公式サイトに支払いの種類が記載されていますので参考にしてください。
参照外部サイト:http://faq.saisoncard.co.jp/(セゾンカード公式サイト)
お金が手元になくて返済ができない場合の対処法
お金があって忘れただけなのならそれほど大きな問題にはなりません。問題なのは支払うべきお金がない場合です。急な冠婚葬祭などで出費がかさんでしまってお金が足りないという場合もあるでしょう。この場合はすぐに対策をしなければいけません。
家族に相談をする
一番いいのは家族に相談をすることだと思います。家族の方に立て替えてもらうことができれば金利を抑えることができます。また、比較的スピーディーにお金を調達することができるのもメリットです。すぐに返済をできれば信用にキズがつくのを避けることができるかもしれません。なお、友人に借りるのは好ましくありません。お金を借りるということを伝えるだけで信頼関係が揺らいでしまうかもしれないからです。
カード会社に支払いの相談をする
次にカード会社に支払い方法について相談するというのも一つの手です。場合によっては返済までの猶予を設定してもらえることもあります。ただし、規約上は一括返済を求められることになりますので、確実に待ってもらえるというわけではありません。事情を伝えて相談してみると良いでしょう。ただし、いずれのケースでも信用情報にキズが付くことになります。
カードローンあるいはキャッシングを利用する
どうしてもブラックになりたくなくて家族の方にお金を借りることができないという場合は一時的なしのぎとしてカードローンあるいはクレジットカードのキャッシングを利用してお金を借りるという方法もあります。しかし、この場合はお金を払える目処が立っているのが条件です。返済できるという確証がないにもかかわらずお金を借りると多重債務となって返済ができなくなってしまうからです。計画的に利用しましょう。
自己破産を検討する
クレジットカードの支払額が大きくどうしても返済ができない場合は自己破産を検討するのも良いでしょう。当然自己破産をすると信用情報にキズが付きます。ただ、5年経過するとその情報はなくなりますので、またクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりできる可能性が高くなります。それでも対象となったクレジットカード会社のカードは作れない可能性が高いです。
クレジットカードの支払いの遅延に関するよくある質問
最後の遅延あるいは延滞に関するよくある質問をまとめています。気になることがあればお気軽にご相談ください。メールあるいはお問い合わせフォームよりご連絡いただければと思います。
遅延すると利用停止あるいは強制解約になるの!?
クレジットカードの支払いを遅延するとカードの利用停止になったり強制解約となったりする可能性があります。しかし、悪質ではない場合はいきなり利用停止になったり、強制解約となったりするのは稀です。悪質というのは遅延をしてしまった後にカード会社に全く連絡をせず、返済の意思をみせない場合です。何度も遅延を繰り返した場合が該当します。遅延に気付いたらまずはカード会社に連絡をするのが先決です。
遅れて支払いするとどれぐらいで支払いが反映されるの!?
支払いに遅れてしまうとカードの限度額が圧迫されてしまうことがあります。また、場合によってはカードを一時的に止められてしまうことがあります。遅れて支払いをしたら通常即日で支払いが反映されます。数日経っても反映されない場合あるいはカードが利用できない場合はカード会社に連絡してください。
カード会社の連絡先一覧
- JCBカード:06-6944-2222(調査デスク)
- 三井住友カード:03-6738-7117(東京)/06-6445-3165(大阪)
- エポスカード:03-3381-0101(コールセンター)
- セゾンカード:0570-064-133
- 楽天カード:0120-30-6910