日本盲導犬協会カードは、公益財団法人日本盲導犬協会が株式会社ジャックスと提携して発行しているクレジットカードです。カードの利用額に応じて一定額が公益財団法人日本盲導犬協会に寄付されます。間接的に社会貢献ができる素晴らしいカードです。その上で基本ポイント還元率が高かったり、海外旅行保険が付帯されていたりとスペックの高い一枚です。
最短2週間での発行に対応しています。発行まで少し時間が掛かるので余裕を持って申込みを行うと良いでしょう。審査難易度は10段階で2です。一般カードの中でも標準的な難易度となっています。信用情報機関に何らかの情報が登録されていない方(いわゆるブラックでない方)であれば作成できる可能性が高いです。盲導犬に興味のある方はぜひチェックしてくださいね。
現在日本盲導犬協会カードの新規入会受付を停止しています。受付再開は2020年12月上旬頃予定です。
当記事のコンテンツ内容
最短2週間発行-日本盲導犬協会カード取得の流れ
株式会社ジャックスの公式サイトから日本盲導犬協会カードのLPに遷移する
申し込みたいカードについて間違いがないか確認しておきましょう。カード券種名・申し込み資格・年会費などを確認すると良いですね。問題がなければ”お申し込みはこちら”をクリックして手続きを進めます。
個人情報の取り扱いに関する同意事項や日本盲導犬協会カード会員規約について確認をする
各同意事項や規約について目を通して問題がなければチェックを入れます。チェックが完了すれば預金口座振替依頼書の提出についてを確認して”同意して次へ”をクリックします。
審査に必要な個人情報の入力を行う
氏名・住所・電話番号・勤務先などの情報を入力します。審査を円滑に進めるためにも記入漏れやミスがないように慎重に行いましょう。
暗証番号及び各種サービスの設定を行う
クレジットカードの暗証番号の設定やETCカード・Jリボサービス・WEB明細サービスなどの申込みを行います。
審査に通過したらカードが発行されるので受け取る
申し込みから最短2週間での発行となっています。カード申し込みから受け取りまでは3週間程度見ておくと良いと思います。
日本盲導犬協会カードの審査まとめ
審査難易度
当該カードの審査難易度は10段階で2です。一般クラスのクレジットカードとしては標準的です。過去に延滞や滞納などで信用情報に何らかの情報が登録されていない限りは作成できる可能性が高いです。同じクラスのクレジットカードとしては、「Tカードプラス」・「三井ショッピングパークカードセゾン」・「dカード」などが挙げられます。たくさんの一般カードがあるためそれぞれ特徴があります。選択肢が豊富なのでぜひあなたのライフスタイルに合うカードを探してくださいね。
属性別おすすめ度
- 無職◯
- フリーター◎
- 未成年◎
- 学生◎
- 主婦・専業主婦◎
- 新社会人◎
- 30代社会人◎
- 経営者◎
- シニア◎
申込資格は原則として年齢18歳以上で電話連絡が可能な方です。高校生の方は申込みができません。未成年の方は親権者の方の同意が必要となります。おすすめの層としてはワンちゃんが好きで間接的にでも社会貢献がしたいと考えている方です。
利用額がそれほど多くなくても寄付されることには変わりありません。すでにクレジットカードを持っている方でも寄付用のカードとしてもおすすめです。カード自体のスペックも高めなので使い勝手も良く属性に関係なくおすすめしやすいです。
日本盲導犬協会とはどんなところ?
日本盲導犬協会とは、1. 盲導犬の育成、2.盲導犬訓練士及び盲導犬歩行指導員の養成、3.盲導犬育成に関する調査及び研究、4.各種リハビリテーション訓練、5. 国内外の諸団体との連携・協力、6.盲導犬の普及啓発を行う組織です。視覚障がい者福祉の増進に寄与することを目的としています。
盲導犬を使用したいと希望されている方がおよそ3,000人に対して日本で働く盲導犬の数は1,000頭(日本盲導犬協会, 2017)と全く足りていないのが現状です。ここでネックとなっているのが育成費用(朝日新聞デジタル, 2020)です。一人でも多くの方が日本盲導犬協会カードを作成して利用すればその費用の一部を賄うことができるというわけです。活動内容も明確なので安心して利用できると思います。
日本盲導犬協会カードの基本スペック
年会費
年会費は1,250円+税です。一般カードとしては標準ですね。初年度は無料で持つことができます。家族会員は400円+税が掛かります。本人会員が入会初年度の時に家族カードを作れば無料になります。3枚まで発行することができます。ETCカードは永年無料です。
ポイント還元率
基本ポイント還元率は1.0%です。カードショッピング200円ごとにラブリィポイントが2ポイント貯まります。通常のジャックスカードだと200円につき1Pとなりますので、日本盲導犬協会カードは少し優遇されています。ポイントの有効期限はポイント獲得月から2年後の末日までです。
貯めたポイントは、日本盲導犬協会・日本赤十字社・ユニセフ・国境なき医師団などへの寄付に使うことができます。その他ANA・JALマイル・他社ポイント(dポイント・Tポイント・楽天スーパーポイントなど)・各種グッズに交換することも可能です。ポイントがお得に貯まるクレジットカードなので目標を決めて狙っていきたいですね。
国際ブランド
国際ブランドはVISA及びJCBブランドから選択することができます。VISAブランドは国内だけではなく海外でも加盟店が多く使い勝手のよい国際ブランドとなっています。まだVISAブランドを所有されていない方はこの機会に作成を検討してください。
JCBブランドは国内で高いステータスを持っています。使えるお店もかなり増えてきています。海外での利便性はVISAなどの国際ブランドと比べると劣りますので、JCB以外の国際ブランドのクレジットカードと併用すると良いでしょう。
日本盲導犬協会カードの特徴
間接的に日本盲導犬協会に寄付ができる
日本盲導犬協会カードの作成や利用などで日本盲導犬協会に間接的に寄付をすることができます。あなた自身が負担するわけではありません。日本盲導犬協会が受け取るカード手数料の一部が寄付される形です。なかなか寄付をする機会がない方でもクレジットカードなら気軽にできますね。
ご入会で1,000円の寄付
カードに入会すると1,000円の寄付が行われます。家族会員の方は対象外となっています。ご家族や友人・知人の方を紹介して加入すると寄付額も増えることになります。
カード利用で0.50%分の寄付
カードショッピング利用額の0.50%分が寄付されます。年間10万円カードを利用する方であれば5,000円分が寄付されるということです。100万円なら50,000円と寄付額が大きくなりますね。
年会費の中からも500円の寄付
2年目以降年会費の支払いが発生すると年会費から500円の寄付が行われます。年会費のおよそ半分が寄付されるということです。カード継続でも価値がありますね。初年度は年会費が無料になりますので、寄付の対象外です。
ラブリィアップステージでポイント還元率アップ
年間のカード利用額に応じてポイントの優遇を受けられます。ポイントアップの対象となるのは通常ポイント分(200円につき1P)です。日本盲導犬協会カードはカード利用200円につき2Pが貯まりますが、通常のジャックスカードは200円につき1Pのみ貯まります。
つまり、100%アップの場合200円につき1P×2+1P(ボーナス分)で合計3Pが貯まるということです。合計4Pにはならないということです。ポイント還元率は最大1.5%です。年間のカード利用額が多い方はぜひ狙ってくださいね。
Jリボサービス登録でJデポ1,000円プレゼント
リボ払いサービスであるJリボに登録すると初回登録時に1,000円分のJデポがプレゼントされます。Jデポは利用額から自動的に差し引かれるので現金を受け取るのと同じです。リボ払い手数料wお支払う必要はなく支払額を引き上げておけばOKです。
海外・国内旅行傷害保険付帯
自動付帯の海外旅行傷害保険が付帯されています。日本盲導犬協会カードを持っているだけで保険が適用されます。補償の内訳は死亡後遺障害最高2,000万円、傷害疾病治療費用最高200万円、救援者費用最高200万円、携行品損害最高20万円、賠償責任保険最高2,000万円となっています。一般クラスのクレジットカードとしては十分でしょう。できれば他のクレジットカードと合わせて所有すると良いですね。
国内旅行傷害保険は利用付帯です。パッケージツアーや宿泊代など旅行代金の全額あるいは一部を日本盲導犬協会カードで支払うことが条件です。死亡後遺障害最高1,000万円、手術費用最高20万円。入院日額5,000円、通院日額3,000円となっています。海外旅行保険に比べると利用する機会は多くありませんが、万が一の事態に備えられる心強い保険だと言えます。
カード盗難保険付帯で安心感がある
初めてのクレジットカード利用でも安心のカード盗難保険が付帯されています。万が一クレジットカードの紛失や盗難で不正利用をされてしまった場合に補償を受けられます。届け出の前60日及び後60日の合計121日間が補償の対象です。紛失してしまったことに気付いたらすぐにカード会社に連絡をしてカードをストップしてもらいましょう。その後の流れはカスタマーセンターに相談すれば対応してくれます。
日本盲導犬協会カードのここはマイナス
ショッピング保険が付帯されていない
日本盲導犬協会カードにはショッピング保険が付帯されていません。ショッピングの機会が多い方にとってはデメリットとなってしまいます。クレジットカードならではの強みだからです。高ポイント還元であったり、海外旅行保険・国内旅行保険が付帯されていたりとスペックの高いカードということもあってショッピング保険が付帯されていないのは残念ですね。
お店などで利用できる特典はない
日本盲導犬協会カードは、特定のお店で割引などの優待を受けられるクレジットカードではありません。もっとも基本ポイント還元率が高いカードなのでメインカードとしても活用できます。何よりも社会貢献ができるクレジットカードなので使い続けるだけでも意義があります。よく利用するお店があってお得に買物をしたいのであればカードを使い分けると良いでしょう。それで問題は解決します。
日本盲導犬協会カードと電子マネーとの相性
電子マネー種類 | 対応 |
---|---|
モバイルSuica | チャージ可能 (ポイント付与対象) |
PASMO | チャージ不可 |
SMART ICOCA | チャージ可能 (ポイント付与対象) |
nanaco | チャージ可能 (ポイント付与対象外) |
WAON | チャージ不可 |
楽天Edy | チャージ可能 (ポイント付与対象外) |
スペック
カード名 | 日本盲導犬協会カード |
---|---|
カード発行会社 | 株式会社ジャックス |
提携会社 | 松井証券株式会社 |
発行期間 | 最短1週間発行 |
締め日/支払日 | 末日締め/翌月27日払い |
国際ブランド | MasterCard |
年会費 | 1,250円+税 |
ETCカード | 永年無料 |
家族カード | 400円+税 |
ポイント還元率 | 1.0% |
ポイント交換先 | 寄付(日本盲導犬協会・日本赤十字社など) ギフトカード・他社ポイントなど |
電子マネーチャージ | モバイルSuica、SMART ICOCAチャージ (ポイント付与対象) 楽天Edy、nanaco |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 |
国内旅行保険 | 最高1,000万円 |
ショッピング保険 | 付帯なし |
比較対象カード | DCカード日本盲導犬協会カードゴールド |
公式ホームページ | https://www.jaccs.co.jp/ |
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関連外部サイト
- 日本盲導犬協会
- 盲導犬と歩く(日本盲導犬協会, 2017)
- 盲導犬9年連続で減少 育て親集まらず・育成費用不足(朝日新聞デジタル, 2020)