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三井住友ビジネスカードfor Ownersクラシックは、三井住友カード株式会社によって発行されている法人カードです。個人事業主と中小企業の代表者をターゲットにしています。審査難易度は10段階で3となっています。比較的作成しやすいカードです。

ざっくり紹介
◎ 三井住友カード発行で信頼性が高い
◎ 年会費1,350円、優遇制度あり
◎ 電子マネーiD・WAON発行可能
△ 基本ポイント還元率0.5%

最短3週間発行-申し込みから発行の流れ

  1. インターネットで申し込み

    公式HPから申し込みを行います。お名前、住所、法人名(屋号等)等の基本事項を入力します。

  2. 口座振替依頼書を返送

    入力後三井住友カードから口座振替依頼書が送られてきますので、必要事項を記入後返送します。

  3. 審査を待ちます。

    必要書類が届いたら審査が行われます。ここまででおよそ2週間程度時間が掛かります。

  4. カードが発行されます。

    審査通過後カードが発行されます。発行後2、3日でカードを受け取ることができます。

必要書類

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート等)

必要書類は本人確認書類のみとなっています。決算書類や法人登記簿謄本は必要ありません。書類を用意する手間が省けるのは嬉しいですね。

三井住友ビジネスfor Ownersクラシックの審査まとめ

審査対象と審査難易度

個人事業主法人
1年未満○申込可1年未満○申込可
1年~3年○申込可1年~3年○申込可
3年以上○申込可3年以上○申込可

スタートアップ企業でも申し込みを行うことができます。設立間もない企業の代表者の方に特におすすめの法人カードです。1年以上経営されている方はゴールドカードも視野に入ります。

審査難易度は10段階で3です。初めての法人カードにぴったりのカードと言えます。

審査通過のコツ

三井住友ビジネスfor Ownersクラシックの審査通過のポイントをまとめています。押さえておくべきポイントは下記の通りです。

三井住友銀行あるいは三井住友カードを利用しておく

関連会社のサービスを利用しておくと有利になる可能性があります。個人向けの三井住友銀行の口座や三井住友カードを持っていると良いですね。

正しい情報を入力する

代表者の方の名前、住所、法人名、法人所在地について間違えないように入力しましょう。間違えないと思っていてもミスをしてしまう可能性がありますので、慎重に入力されることを推奨します。

固定電話を設置する

個人向けカードではそれほど重要ではありませんが、法人カードの場合は固定電話の有無は重要となります。まだない方は固定電話を設置するようにしましょう。

ホームページを作成する

ホームページを持っている方は必ず記載しておきましょう。あるのとないのでは相手に与える印象が異なります。

審査に落ちたら・・・

もし審査に落ちてしまったら他の法人カードを申込むと良いでしょう。同じカードに申し込みを行っても落ちてしまう可能性が高いです。カード会社が違うと審査の仕組みが異なりますので審査通過できる可能性があります。

オリコエグゼクティブフォービズやアメックスビジネスゴールドが審査に通過しやすいと言われています。

審査落ちしても申し込みできるカード

キャンペーン情報

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2017年12月28日までの期間限定で入会キャンペーンが実施されています。最大6,000円相当のVJAギフトカードを獲得することができます。詳細は下記の通りです。

  • 新規入会で1,000円分
  • 入会&パートナーカード追加で1,000円分
  • 三井住友カードiD同時申し込みで1,000円分
  • マイ・ペイすリボ同時設定及び利用で1,000円分
  • 同時設定をした上で3ヶ月以内に7万円以上利用すると1,000円分獲得することができます。

  • 公共料金設定・利用とVpass登録で2,000円分
  • 電気・ガス・携帯電話料金・NHK料金が対象となります。入会月から3ヶ月以内に合計5,000円以上の利用が必要です。

基本スペック

年会費

年会費は初年度無料で2年目以降1,350円となっています。マイ・ペイすリボに登録をして年に一度以上カード利用があると2年目以降も年会費無料で所有することが可能です。スペックの高い法人カードを無料で所有できるのは大きなメリットですね。特に法人向けの無料カードはスペックがあまり高くないのが一般的です。

マイ・ペイすリボとは
マイ・ペイすリボとは、支払いを全てリボ払いにするサービスのことです。三井住友カードが発行する多くのカードで登録することができ、年会費の優遇を受けられます。リボ払いにすると手数料が掛かってしまいますが、毎月の支払額をショッピング枠まで引き上げておけば1回払いのカードとして利用でき手数料を支払う必要はありません。

追加カード

役員や従業員の方向けのパートナーカードを発行することができます。1枚につき年会費432円です。発行枚数に上限はありませんが、中小企業向けカードであることを考えると最大でも10枚前後の発行を想定していると思います。

ETCカードは本カード及びパートナーカード1枚につき1枚の発行となります。複数枚発行には対応していませんので、ETCカードが追加で必要な場合はパートナーカードを発行する必要があります。

ポイント還元率

ポイントシステムには「ワールドプレゼントポイント」が採用されています。カード利用1,000円につき1Pのワールドプレゼントポイントが貯まります。1P=5円相当なので、ポイント還元率は0.5%です。ポイントの有効期限は、2年となっています。

さらに、年間の獲得累計ポイントが1,000P以上になったら100Pのボーナスポイントを獲得することができます。1,000Pの獲得には一般加盟店での利用で100万円となります。100万円でのポイント還元率は0.55%となります。

ワールドプレゼントポイントは、楽天スーパーポイント、dポイント、au WALLETポイント、Amazonギフト券、WAON等に交換することが可能です。

国際ブランド

国際ブランドはVISAとMasterCardの二種類から選択することができます。三井住友カードと言えばVISAという印象が強いかもしれませんが、実はMasterCardブランドの発行もできます。どちらも利便性の高い国際ブランドですので、好みで選択すると良いでしょう。

また、VISAとMasterCardのデュアル発行にも対応しています。2枚目には年会費の優遇が適用されます。1枚目は1,350円で2枚目は270円となります。事業や用途ごとにカードを分けたい場合にも活用できます。

三井住友ビジネスカードfor Ownersクラシックの特徴

海外旅行保険が付帯されている

利用付帯の海外旅行傷害保険が付帯されています。死亡後遺障害最高2,000万円、傷害疾病治療費用最高50万円、救援者費用最高100万円、賠償責任最高2,000万円、携行品損害最高15万円です。海外に行くには少し物足りない補償となっていますので、民間の保険に加入すると良いと思います。

お買物安心保険が付帯されている

年間最大100万円のお買物安心保険(ショッピング保険)が付帯されています。また、マイ・ペイすリボに登録すれば国内1回払いも対象となります。年会費の優遇も受けられますし、うまく活用すればマイ・ペイすリボへの登録はオトクです。

カードで購入した商品について、盗難や破損などによって損害を被った場合保険金が支払われます。高額な商品の購入時に嬉しい保険です。オフィス用品やパソコン等の高額な家電を購入する時に安心です。

VJデスク

海外55都市にあるトラベルデスクを利用することができます。観光案内・オプショナルツアーの予約、ホテルやレンタカーの案内・予約等のサービスを日本語で受けられます。

エクスプレス予約サービス

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東海道新幹線や山陽新幹線のオンライン予約ができる「エクスプレス予約」サービスを利用することができます。ICカードとなっていますので、購入後は改札にタッチするだけで乗車することが可能です。通常料金よりもオトクな価格で購入できるのも嬉しいですね。

航空券チケットレス発券サービス

法人向けサービスである「ANA@desk」と「JAL ONLINE」サービスを利用することができます。ANAとJALOの国内航空券のチケットレス予約及び発券ができます。

支払いの種類が豊富

三井住友ビジネスカードfor Ownersクラシックは、全部で5種類の支払い方法が用意されています。ほとんどの法人カードが1回払いのみとなっていますので、多用な支払いに対応しているのは便利です。

1回払い・2回払い・ボーナス払い・分割払い・リボ払いができます。1回/2回及びボーナス払いは手数料無料です。キャッシュフローの改善に役に立ちます。

ここはマイナス

基本ポイント還元率が高くない

基本ポイント還元率は0.5%と平凡な数値になっています。ただ、法人カードの中にはポイントシステムがそもそもないものも多いので、そこまで悪いわけではありません。ポイント還元率を重視したい方は比較対象のオリコEX Gold for Bizを見てくださいね。

国内旅行保険は付帯されていない

当該カードには国内旅行傷害保険が付帯されていません。国内出張でも活用できる保険なので、付帯されていないのは残念ですね。一般カードに付帯されていることは珍しいので、国内旅行保険が欲しい方はゴールドカード以上のカードを選択すると良いですね。

電子マネーとの相性

電子マネー種類対応
モバイルSuica
suica
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
PASMO
pasmo
チャージ不可
SMART ICOCA
smarticoca
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
nanaco
nanaco
チャージ不可
WAON
waon
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
楽天Edy
rakutenedy
チャージ不可
iD
mitsuiid
チャージ可能
(ポイント付与対象)
PiTaPa
pitapa
チャージ可能
(ポイント付与対象)
三井住友ビジネスカードfor Ownersクラシックは、多くの電子マネーにチャージをすることができます。プリペイド型であればモバイルSucia、SMART ICOCA、WAONにチャージができます。ポストペイ型であればiD及びPiTaPaを利用することができます。ポストペイ型のみポイント付与の対象となります。ポストペイ型はチャージ不要ですので使い勝手が良い電子マネーだと言えます。電子マネーが利用できる法人カードは限られていますので、WAON・iD・PiTaPaと三つの電子マネーを所有できるのは大きなメリットとなっています。

ゴールドカードとの比較

一般ゴールド
券面mitsuiforownerssmbcownersgold
申込資格20歳以上の
個人事業主/
法人代表者
20歳以上の
個人事業主/
法人代表者
限度額10-80万円50-200万円
審査難易度3/105/10
発行期間3週間3週間
年会費1,350円10,800円
年会費優遇無料5,400円
追加カード432円2,160円
海外旅行保険最高2,000万円最高5,000万円
国内旅行保険-最高5,000万円
空港ラウンジ×
ドクターコール24×
宿泊サイトReluxの優待×
上位カードとしてゴールドカードの設定もあります。違いは上記の通りです。申込資格は同じですが、ゴールドカードを申し込む場合1年以上経営していることが目安となります。

年会費は一般カードが1,350円、ゴールドカードが10,800円と大きく異なります。優遇制度を利用すればそれぞれ無料と5,400円になります。

この年会費の違いに旅行保険、空港ラウンジ、ドクターコール24、Reluxの優待等があります。ただし、海外にそれほど行く機会のない方やカード利用額が多くない方はゴールドカードを選択するメリットが薄いです。

比較対象のクレジットカード

オリコEX Gold for Biz

オリコEX Gold for Biz iD×QUICPay

年会費2,160円の格安法人ゴールドカードです。最短2週間での発行に対応しています。コスパが非常に高い法人カードの一つです。ポイント還元率常時0.6%以上と高還元で、さらに年間のショッピング額に応じて最大1.1%までアップします。ステータス性よりも実用性重視の経営者の方必見です。


スペック情報

カード名三井住友ビジネスカード for Ownersクラシック
カード発行会社三井住友カード株式会社
発行期間最短3週間
国際ブランドVISA
MasterCard
ポイント還元率0.5%~
年会費1,350円(税込)
追加カード432円
ETCカード永年無料
海外旅行保険死亡・後遺傷害最高2,000万円
傷害治療費用最高50万円
疾病治療費用最高50万円
携行品損害最高15万円
賠償責任最高2,000万円
救援者費用最高100万円
国内旅行保険死亡・後遺傷害-
手術費用-
入院日額-
通院日額-
締め日・支払日15日締め/翌月10日払いまたは
月末締め/翌月26日払い
ショッピング保険年間100万円
盗難保険盗難保険あり。

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