当記事では、総量規制と呼ばれる規制に関する解説を行っています。これからクレジットカードを作る方にとっては特に重要なものになります。

特にキャッシングをする予定のある方は要チェックです。総量規制をしっかりと理解した上でカードを所有することが大切です。計画性を持ってクレジットカードを使用しましょう。

総量規制とは

総量規制とは、個人で借り入れを行う場合の借り入れ総額について年収の3分の1以内に制限されることです。この規制がなかったときは収入によって制限されることがなく、借り過ぎによって返済ができなくなってしまう利用者が増えてしまいました。制限を設けることで、返済不能に陥ることを防いでいます。

例えば、年収が300万円の方の場合最大借り入れ可能金額は100万円、年収500万円の方の場合最大借り入れ166万円ということになります。貸金業法によって定められていて、2016年6月に新たに施行されました。

適用される契約としては、消費者金融での借り入れ、カードローンの利用等が当てはまります。クレジットカードに関して言うとキャッシング及びカードローンの利用(キャッシング枠)に対して当てはまります。

与信枠50万円以上あるいは貸付残高が50万円以上となる場合及び他の貸金業者を含む総貸付金額が100万円を超える場合は、収入証明の提出が必須となります。それによって、年収の3分の1以内に収まっているかどうかを判断します。

総量規制施行の目的

総量規制を施行した目的は借り入れをしすぎて返済ができなくなる人をなくすためです。また、返済ができる額以上に貸し出す業者を制限するという目的もあります。

規制がなかった時に、業者が多額の融資を行い返済ができず自己破産をしたり、債務整理をしたりする方が急増しました。規制を設けることでそのような人々をなくそうという意図があります。

総量規制の適用範囲

総量規制についてもう少し掘り下げて見ていきましょう。ここからは興味のある方のみ読んでいただければ嬉しいです。貸金業法が適用される消費者金融業者が対象で、銀行法の管轄である銀行での借り入れは総量規制の対象外となります。

つまり、銀行からの借り入れについては審査によっては年収の3分の1以上を借り入れることができるというわけです。具体的に適用される例と適用されない例を見ていきましょう。

総量規制が適用される例

消費者金融

下記消費者金融からの借り入れは総量規制の対象となります。

  • アコム
  • SMBCモビット
  • プロミス
クレジットカード

creditcard

  • クレジットカードのキャッシング
  • キャッシングを利用して借り入れを行った時に総量規制の対象となります。利用していないキャッシング枠は総量規制の対象外です。

適用外の例

銀行

bank
銀行からの借り入れは総量規制の対象外となります。レイクは消費者金融と勘違いされがちですが、銀行法の適用を受ける銀行です。

  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • みずほ銀行
  • 新生銀行レイク

総量規制の除外と例外

除外

総量規制の除外とは総量規制の対象にならない借り入れのことです。個人事業主が事業用の資金の借り入れをする場合や法人向けの借り入れは除外となります。あくまでも対象となるのは個人向け貸付けのみです。

また、不動産購入あるいはリフォームの貸付、自動車を担保にした購入費用の貸付、医療費用のための貸付等が当てはまります。これらは生活をしていく上である程度必要不可欠なものだと言えます。そのためこれらに掛かる費用に関しては年収の3分の1以上の借り入れをすることが可能です。

例外

例外に当てはまる支払いに関してはすでに総量規制で定められた金額を借り入れをしていたとしても、審査によっては新たに借り入れを行うことができます。

手術などの緊急の医療費用に充てるための貸付、個人事業者に対する貸付等があります。総量規制は個人向け貸付が対象となります。人が生きていくために必ず必要なものなので当然だと言えますね。

まとめ

総量規制は、借り過ぎて返済が困難に陥ってしまう人を減らすことを目的に策定された規制のことです。貸金業法が適用される業者からの借り入れについては年収の3分の1以上を借りることができなくなっています。

不動産購入・自動車購入・医療費用(除外)や緊急の医療費用・個人事業者に対する貸付(例外)については規制の対象外となっています。人が生活していく上で必ず必要なものに関しては規制を受けないということになります。

このようにある程度柔軟性を持つ規制だと言えます。総量規制についてきちんと理解して素敵なカードライフを過ごしましょう。日本貸金業協会の参考外部サイトへのリンクを貼っていますので、もっと知りたいという方は是非参考にしてくださいね。

参考外部サイト

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