当記事では、クレジットカード会社が頻繁に勧誘してくるリボ払いについてその手法を解説しています。基本的には誰であれリボ払いは推奨しません。リボ払いを利用してみようかなーと軽い気持ちで考えている方はぜひ一度読んでみてくださいね。手を出してはいけないものであることを理解していただけると思います。
当記事のコンテンツ内容
リボ払いはカード会社の主要な収益源の一つ
リボ払いは、クレジットカード会社の主要な収益源の一つであることを理解しておく必要があります。つまり、カードの利用者がリボ払いをすればその分カード会社の懐が潤うわけです。だからあの手この手でリボ払いを使ってもらうようにしています。
もうこれだけで利用してはいけないことがわかるでしょう。よほどのことがない限り手を出さないようにしましょう。少し古いデータですが、クレジットカード会社の利益構造に関するデータがありますので紹介します。
リボ払いの収益は増加傾向にある
画像引用元:http://hyipdeorz.jugem.jp/
2005年から2008年にかけて販売信用(リボ払い手数料)の割合が増加傾向にあります。年会費による手数料は6.7%に留まります。一番大きいのはキャッシング手数料、ついで加盟店手数料となっています。
最近はカード会社がリボ払いを利用してもらえるように様々なプロモーションを実施しているため今後も増えていくのではないかと思います。
クレディセゾンの収益構造
画像引用元:https://corporate.saisoncard.co.jp/
業界大手のカード会社であるクレディセゾンにおけるクレジットカード事業の収益割合(2016年)をグラフにしています。その他には提携カード発行手数料などが含まれています。
実質、リボ払い手数料は、加盟店手数料に次いで多い結果となっています。16.10%と上記のデータよりも多いですね。カード会社によるとは言えどの企業でもこのぐらいの水準になっていると思います。
リボ払いが危険な理由
どうしてリボ払いが危険なのかその理由を解説しています。どうして危険なのかを理解しているだけで思いもよらない損害を被るということがなくなると思います。
気軽に使えてしまう
カード会社が色々な方法を使ってリボ払いを勧めてくる環境が一番まずいのではないかと思います。ユーザーからするとそれほど大したことはないというイメージを持ってしまうでしょう。
カード利用分を全て自動的にリボ払いにできるサービスやネットから簡単にリボ払いに切り替えられるのは危ないですね。カード会社が実施している様々な施策については後述しています。
いつ完済なのかわかりにくい
リボ払いは、分割払いと比べるといつ完済するのかがわかりにくくリボ地獄に入りやすいという特徴があります。分割払いは、残高に対して回数を指定して返済を行います。つまり、いつ完済できるのかが把握しやすいと言えます。
一方、リボ払いは、残高に対して回数ではなく金額を指定して返済を行います。これだといつ終わるのかを利用者が把握することは難しいです。その後の支払いもリボ払いにするとますますわけがわからなくなってしまうのです。
リボ払いを身近なものにするためのカード会社の施策
カード会社は、利用者にリボ払いを利用してもらうためにありとあらゆる手を使ってきます。どのような方法であなたにリボ払いを推奨してくるのかを理解しておきましょう。
全ての支払いをリボ払いにできる
どのクレジットカード会社でも全ての支払いをリボ払いにできるサービスがあります。三井住友カードのマイ・ペイすリボ、JCBのスマリボなどが挙げられます。
店頭で1回払いをしても自動的にリボ払いになってしまうことになります。入会時に同時にこういったサービスに登録するとポイントがもらえるキャンペーンを実施していることもあります。気軽にリボ払いができてしまうのは怖いですね。
リボ払いによるポイント付与の優遇
リボ払いをすると通常の支払い方法に比べてポイントの優遇を受けられます。通常の2倍の還元率となることもあります。あまり考えずに使うと得した気分になってしまうかもしれません。
しかし、0.5%が1.0%になったとしてもリボ払いの金利手数料が15.0%であることを考えると14.5%分損をすることになります。ポイント目的でリボ払いを利用するのはNGです。ただし、一部のカードではうまく活用すればオトクなこともあります。(ここでは省略)
電話によるリボ払いサービス登録への営業
カード会社によってはリボ払いに登録しませんかーと電話営業が来たり、締め日後にハガキが届いたりします。リボ払いを利用してもらうためにあらゆる手段を使ってきます。
もちろんちゃんと仕組みを理解した上で利用すれば便利な側面もあります。それでも、金利手数料が掛かるので金銭的には損をします。
インターネット広告での過度なリボ払い訴求
インターネット広告でもリボ払いを訴求することがあります。例えば、クレジットカードの比較サイトではリボ払いを推奨することがあります。なぜなら、カードを紹介して発行をしてもらうだけでは報酬をもらえずリボ払いサービスへの登録も合わせて行うことが必須となっているものもあるからです。クレジットカードの比較サイトでリボ払いを推奨している場合は注意が必要です。
リボ払いで窮地に陥った人たちまとめ
え?リボの返済は毎月16円ずつしか返せてなかったの?? pic.twitter.com/RtfnWRzpmE
— 吉田 雄大 (@yoshida_yudai) 2018年11月6日
あーー…。旦那の楽天カードが停止されて問い合わせたら、一昨年にカード作った時点でリボ払い設定にされてて2年分リボたまって限度額(100万近く)までいって停止されてるって…。何回かリボになってないよね?て確認したのに、毎回の支払いを一括にしてたから大丈夫だと思ったって。毎月明細見てた?→
— ちくまサラ@4歳&0m (@chikumababy) 2019年2月12日
私の楽天かードは2011年から自動リボになっていた。
自動リボになっていると、カードを使う時に「一括でお願いします」と言っても、楽天内に入ったら、自動的にリボになってしまう。
自動リボは初期は月5千円。しかし、額がたまってきたので、月1万に引き上げられていた。そこに利息がついて、毎月2万ちょいの請求メールが来てた。私は、楽天カードで高い買い物はしないので、そんなものかなぁと思っていた。なぜなら、請求額の内訳なんて送って来ないからだ。買い物をしたものはいちいちメールを送ってくるのに、月支払いの請求額はどこまでが元金でどこまでが利息だなんて送って来ない。
かくして、私は限度額まで言いってしまったのである。
合掌。引用元:https://feather-angel.hatenadiary.org/
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