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当記事では、リボ払いの仕組みとユーザー視点及びカード会社側視点でのメリットについて解説しています。リボ払いは金利が発生する支払い方法です。どのような支払い方法なのかをしっかりと理解しておきましょう。

ニュースや口コミ等でリボ払い=悪という印象があるかもしれません。しかし、しっかりと仕組みを理解した上で利用できれば便利な部分もあります。私はおすすめしませんが…

リボ払いとは

リボ払いとは、ショッピング利用残高に応じて予め定めた金額を支払う支払い方法のことです。例えば、ショッピング残高が20万円なら最低5,000円、50万円なら2万円等最低支払い額が決められています。

それ以上であれば好きな金額に設定することができます。通常はWEBの会員専用ページより簡単に行うことができます。簡単にできることが便利でもあり危険でもあると言えますね。

分割払いは回数を指定するのに対して、このリボ払いでは金額を指定することになります。そのため、毎月の支払額を一定額で固定することができるので支払額を把握しやすくお金の管理をしやすいという利点があります。

一方、返済が回数で決められているわけではないのでいつ支払いが終わるのかがわかりにくいというデメリットがあります。

リボ払いを利用する時は計画的に利用する必要があります。余裕のある時は毎月の支払額を高く設定することをおすすめします。そうしないと利息の支払いのみで元本が減っていないという事態に陥るのを避けることができます。

リボ払いシミュレーション

JCBが提供しているショッピングリボ払いのシミュレーションを行ってみました。毎月の返済額が5,000円の場合の手数料は12,909円、毎月の返済額が15,000円の場合の手数料は4,607円です。この違いは返済期間の違いとも言えます。もちろん元本が増えれば手数料は増えることになります。

このシミュレーションでは追加での買い物が考慮されていません。そのため、このリボ払いの返済期間中に新たに買い物をリボ払いにすると元本が減りにくくなります。リボ払いの元金が増えた場合それに合わせて毎月の返済額を調整することをおすすめします。

利用日2016年10月1日 元金100,000円 金利15.00%、毎月返済額15,000円のケース

お支払い日お支払い元金手数料お支払い合計
金額
お支払い後
残高
2016年11月10日15,0001,06816,06885,000
2016年12月10日15,0001,04716,04770,000
2017年1月10日15,00089115,89155,000
2017年2月10日15,00070015,70030,000
2017年3月10日15,00046015,46025,000
2017年4月10日15,00031815,31810,000
2017年5月10日15,00012310,1230
総額は104,607円です。返済回数は7回で利息は4,607円となりあmす。

利用日2016年10月1日 元金100,000円 金利15.00%、毎月返済額5,000円のケース

お支払い日お支払い元金手数料お支払い合計
金額
お支払い後
残高
2016年11月10日5,0001,0686,06895,000
2016年12月10日5,0001,1716,17190,000
2017年1月10日5,0001,1466,14685,000
2017年2月10日5,0001,0826,08280,000
2017年3月10日5,0009205,92075,000
2017年4月10日5,0009555,95570,000
2017年5月10日5,0008635,86365,000
2017年6月10日5,0008285,82860,000
2017年7月10日5,0007395,73955,000
2017年8月10日5,0007005,70050,000
2017年9月10日5,0006365,63645,000
2017年10月10日5,0005545,55440,000
2017年11月10日5,0005095,50935,000
2017年12月10日5,0004315,43130,000
2018年1月10日5,0003825,38225,000
2018年1月10日5,0003185,31820,000
2018年1月10日5,0002305,23015,000
2018年1月10日5,0001915,19110,000
2018年1月10日5,0001235,1235,000
2018年6月10日5,000635,0630
総額は112,909円です。金利で12,909円多く払っていることになります。15,000円で返済するよりも支払い回数は13回も多くくなっています。このように返済額が小さすぎると返済に時間が掛かり、返済総額も大きくなるというわけです。リボ払いは金額固定で返済回数がわかりにくいのも油断してしまう点かもしれません。

クレジットカード会社側のメリット

上記のシミュレーションを見るとわかるようにユーザーがリボ払いを利用すると手数料を徴収することができます。クレジットカード会社の利益には、ユーザーがカード決済をすることに加盟店から受け取る手数料とこのリボ払いや分割払いによる手数料があります。

実はカード会社の利益に占める割合は後者の方が多いのです。そのためクレジットカード会社にとってユーザーのリボ払いは非常にメリットがあります。分割払いも手数料を取れるのですが、分割払い=借金というイメージが強くユーザーはあまり利用してくれません。そこで同じ借金でも言葉を変えて拒否反応を減らすリボ払いを押し出しているのです。

キャッシングも同様に金利で利益を出すことができますが、利用者の心理的な抵抗もあるからか縮小傾向にあります。

リボ払いに関する注意点

過剰なリボ払い推奨

各クレジットカード会社がリボ払い利用者にポイント付与等の優遇措置をとっています。また、はがきでリボ払いにしませんかと勧誘が届くことがあります。過剰なまでの推奨はあまり肯定できません。

しかし、それはカード会社にとってメリットがあるからで金利手数料を支払わなければいけないことを考慮する必要があります。計画的に使えば便利であることは否定しません。しかし、計画性もなくリボ払いをしてしまうのはダメです。

リボ払い専用カード

クレジットカードの中には利用代金が全て自動的にリボ払いになるカードがあります。JCB EITカードやP-One Wiz等が当てはまります。これらのカードはポイント還元率や海外旅行傷害保険等他の無料カードに比べて非常にスペックが高くなっているので人気があります。

リボ払いにしたくないという方は、毎月の支払額を限度額一杯まで引き上げておきましょう。そうすれば普通のクレジットカードと同じような使い方ができ、メリットだけを享受することが可能です。

リボ払い関連用語

後からリボ

各カード会社によって提供されています。1回払いで購入した商品あるいはサービスについて支払がきついと感じたら、後からWEB上でリボ払いに変更することができるサービスです。

うまく使えば便利ですが、ちゃんと返済ができるかどうかを考える必要があります。

全てをリボ払い

全ての支払が自動的にリボ払いになる支払い方法です。店頭で1回払いと伝えても自動的にリボ払いになるので注意が必要です。

色々なサービス名がありますが、内容は全て同じです。中にはサービスを利用することで年会費が割引になる等得することもあるのでうまく活用したいですね。

各カード会社提供サービス名

  • マイ・ペイすリボ(三井住友VISAカード)
  • 支払い名人(JCBカード)
  • あとリボ(オリコカード)

参照外部サイト

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