point
当記事では、クレジットカードのポイントシステムについて解説しています。クレジットカードを使えばポイントが貯まるから積極的に使っているという方もいるのではないでしょうか。私を含めて多くの日本人はポイントを貯めることが好きだと考えています。それに合わせてお店ごとにポイントシステムを導入しているのも一般的ですね。

クレジットカードのポイントに関する基礎知識

クレジットカードのポイントを知る上で必ず押さえておくべき用語について解説しています。まずはここだけ理解しておけば問題ないでしょう。

使えば使う程お得になるクレジットカードのポイントシステムも秀逸です。現金払いしかしてない方はもったいです。ポイントについて何も知らない方のために超基礎知識から順に解説していきます。特に増税が当たり前の今の時代なら賢く使って節約したいですね。カードで支払いができるものを全てカードで支払えば知らない間に驚く程のポイントを貯めることができると思います。

ポイント還元率とは?

クレジットカードではよくポイント還元率という言葉が使われます。ポイント還元率とは、カード利用金額に応じて獲得できるポイントの割合です。数値が高ければ高いほどお得だということになります。一般的なカードの還元率は0.5%です。1,000円のショッピング利用で5円相当のポイントを獲得することができるということになります。高ポイント還元率カードは1.0%以上で、中には1.5%を超えるカードもあります。

実質ポイント還元率で考えよう
年間の利用額ポイント相当金額
ポイント還元率
50,000円-1,410円0%
300,000円2,340円0.78%
500,000円5,340円1.06%
1,000,000円12,840円1.28%
注意点としては、年会費も考慮しなければいけないということです。ポイント還元率がいくら高くても年会費が掛かると実質の還元率が大きく下がってしまうことがあります。

例として年会費2,160円、還元率1.5%のクレジットカードを見てみましょう。この場合年間ショッピング代金が300,000円だと還元率は1.0%を下回ることになります。また、100万円使っても1.28%と1.5%に届きません。このようにポイント還元率をみる時は実質の数値を観ることが大切です。

ポイントの有効期限

ポイントには有効期限があります。有効期限を過ぎてしまうと無条件で使えなくなってしまうので注意が必要です。たとえポイント還元率が高くても、有効期限が短かったり、最低ポイントが高く設定されている場合は考え直す必要があります。

貯めたポイントが失効してしまっては意味がありません。最低でも2年以上の有効期限があれば問題ないでしょう。中にはポイントの有効期限がないものもあります。カードの利用額がそれほど大きくない方であれば還元率が多少低くてもポイントの有効期限がないカードを選択すると良いでしょう。

ポイントの入り口と出口

ポイントを賢く貯めるコツは、ポイントの入り口と出口を意識することです。つまり、どのようにポイントを貯めてどのようにポイントを使うかまで考えておくということです。ポイントを効率良く貯めるにはよく利用する店舗と相性の良いクレジットカードを持つのが良いですね。

そして、使い道についてはポイントを集約させるのがコツです。分散してしまうとどうしても管理が煩雑になってしまったり、ポイントが貯めにくくなってしまったりとおすすめできません。マイルを貯めている方も同じ考え方ですね。マイルと相性の良いクレジットカード及びポイントシステムを考えればより効率的にマイルを貯められます。ANAならTポイントあるいは楽天スーパーポイント、JALならPontaポイントあるいはdポイントとなります。

4大共通ポイントを紹介

ポイントの出口を考える上で4大共通ポイントのいずれかに集約するというのは賢明な選択だと言えます。ポイントが無駄になることもありませんし、ポイントの管理も簡単になりますね。元々は、TポイントとPontaが主流でしたが、2014年に楽天スーパーポイントが力をつけて、2015年にdポイントが登場しました。

共通ポイント以外には各カード会社独自のポイントシステムがあります。三井住友、エポス、セゾン等様々なポイント制度があります。4大共通ポイントは、日本で浸透しているポイントシステムです。競合が激しく今ポイントが熱い時代だと言えます。ユーザーにとっては選択肢が増えていいことだと思います。

dポイント

dポイントNTTドコモによって提供されているポイントです。ドコモポイントが2015年12月に変更されました。ドコモユーザー以外でも使用することができます。ドコモショップ、ローソン、マクドナルド等でポイントを貯めたり、使ったりすることができます。

楽天スーパーポイント

楽天スーパーポイント楽天カードによって提供されているポイントです。楽天市場以外にも街のお店でもポイントを貯めることができるようになりました。サークルK、ミスタードーナツ、松坂屋等で貯めたり、使用したりすることができます。楽天カードや楽天ゴールドカードなどと相性が良いです。

Tポイント

Tポイントヤフーによって提供されているポイントです。最も加盟店舗数の多いポイントシステムです。Yahoo!ショッピング、ニッセン、ソフトバンクモバイル、ファミリーマート、ガスト等で貯めたり、使ったりすることができます。Yahoo!JAPANカードやファミマTカードなどなら直接Tポイントを貯められます。

Pontaポイント

Pontaポイントリクルートによって提供されているポイントです。2016年2月にリクルートポイントと統合されて大きなポイントシステムになりました。ローソン、マクドナルド、じゃらん、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティー等で貯めたり使ったりすることができます。ローソンポンタカードなどと相性が良いですね。

高ポイント還元率クレジットカードの注意点

ポイント還元率1.5%を超えるクレジットカードは改悪されてしまう可能性があります。そのリスクをわかった上でカードの申し込みを行うことが大切です。これまで改悪されたクレジットカードは下記の通りです。どれもポイントに力を入れていたカードでした。それぞれ簡単に改悪内容を見ていきましょう。

2015年末の改悪ラッシュは主にジャックス系の超高ポイント還元率カードでした。1.5%を超えるカードの採算を取るのは至難の技なのでしょう。ただ、ダウンしても1.0%を超える還元率なので十分だと思います。

最近ではリクルートカードプラスの新規獲得を停止したのは衝撃でした。やはり高い還元率のカードの寿命は長くないようです。

  • ライフカード(2014年12月)
  • nanacoチャージのポイント付与率が1.0%から半分の0.5%になりました。

  • SBIカード(2015年10月)
  • ポイントの交換レートが悪くなり還元率が1.0%から0.33%に大幅に減少しました。

  • 漢方スタイルクラブカード(2015年12月)
  • ポイント還元率が1.75%から1.5%に減少して、その上nanacoチャージでの還元率が1.75%から0.25%に改悪されました。

  • REXカード(2015年12月)
  • ポイント還元率が1.75%から1.5%に下がりました。

  • Reader’s Card(2015年12月)
  • 還元率が1.5%から1.1%に減少しました。また、リーダーズカードの特徴だったAmazon限定デポジットの還元率も1.8%から1.1%にダウンしています。

  • リクルートカードプラス(2016年3月)
  • ポイント還元率業界トップの2.0%を誇るクレジットカードでしたが、新規発行が停止になりました。自社サービスがあるとは言えこの還元率では採算が取れなかったのだと思います。

当記事のまとめ

ポイントはクレジットカードを使う大きな理由の一つだと思います。ただし、単純にポイント還元率の高さだけを見るのではなく、有効期限や用途等を考慮した上でカードを選ぶようにすると良いでしょう。

さらに、ポイントの入り口と出口を考えることも重要です。最も簡単なのは4大共通ポイントのいずれかに集約するということです。dポイント、楽天スーパーポイント、Tポイント、Pontaポイントです。その他マイルなども同様ですね。生活環境に合わせていずれかのポイントを集約すると良いと思います。

最後にクレジットカードのポイントには改悪の歴史があります。改悪されてしまう可能性があるということを心に留めてカード選びを行いましょう。特に過去に改悪されたカードの発行会社について慎重になることが大切ですね。

様々なカードの特長を比較する

クレジットカードを比較
高ポイント還元率
海外旅行傷害保険
passport
年会費無料
実質年会費無料
ETCカードがお得
審査が甘い
shinsa
家族カードがお得
ゴールドカード
マイルカード特集

属性と地域でカードを選ぶ

クレジットカードの選び方
対象地域で選ぶ
area
あなたの属性で選ぶ

TOPページに戻る