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アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードは、American Express Inc.によって発行されているプラチナビジネスカードです。元々は招待制を採用していたクレジットカードでしたが、現在は直接申込みが行えるようになっています。ビジネスカードにはセンチュリオンの設定がありません。そのため、このプラチナカードが実質最高峰のカードです。

最短2週間での発行に対応しています。審査状況によっては3週間以上掛かることもあります。余裕を持って申込みを行うことを推奨します。審査難易度は10段階で8です。招待制となっても年会費も13万円オーバーと高額で誰もが持てるカードではありません。そういう意味では一定の審査難易度及びステータスは担保されていると考えられます。

当記事のコンテンツ内容

最短2週間発行-アメックスビジネスプラチナ申し込みから発行の流れ

  1. アメックスビジネスプラチナカードの申込みを行う

    アメックスの公式サイトから申し込みを行いましょう。招待制ではなく直接申込みができるようになりました。

  2. 審査に必要な情報を入力して審査を待つ

    審査に必要な名前、住所、勤務先、年収などの情報を入力します。入力ミスがないようにしましょう。

  3. 本人確認書類の提出を行う

    個人事業主の方は運転免許証などの本人確認書類が必要です。さらに、法人カードの場合は登記簿謄本などの書類が別途必要になります。

  4. 本人確認の完了後カードが発行される

    本人確認が終わるとカードが発行されます。およそ2週間~3週間程度時間が掛かります。

必要書類

documents

  • 法人の本人確認書類
  • 商業登記簿謄本あるいは登記事項証明書のいずれかの準備する必要があります。

  • 代表者または個人事業主の本人確認書類
  • 運転免許証やパスポートなど名前、生年月日、現住所の記載があり現在有効のものが必要です。基礎年金番号やマイナンバーが記載されている場合は番号部分をマスキングしましょう。

アメックスビジネスプラチナカードの審査まとめ

審査対象

  • 個人事業主 ◯
  • 法人設立初年度 △
  • 法人設立3年以上 ☆
  • 法人設立3年以上(黒字決算) ☆

申込資格は、法人代表者または個人事業主の方です。設立年度や経営状況によっての制限はありません。それでも高額な年会費を考えると審査難易度はやや高いと考えた方が良いでしょう。設立初年度で申し込むより3年程度経過してからの方が良いと思います。

審査難易度

審査難易度は10段階で8です。法人カードの中で見るとTOP5に入る難易度となっています。法人向けのアメックスカードにはブラックカード(センチュリオン)がありませんので最上位カードとなります。同じクラスのクレジットカードとしては、「ラグジュアリーカードTitanium」、「JCBプラチナ法人カード」、「三井住友ビジネスプラチナ for Owners」などが挙げられます。設立していからある程度時間が経過してから申し込む方が良いと思います。

アメックスビジネスプラチナカードの基本スペック

年会費

年会費13万円+税とかなり高額になっています。追加カードは4枚まで無料で作成することができます。5枚目から1枚につき12,000円+税(ゴールドカード発行)となります。ETCカードも5枚まで無料で発行することができます。

ポイント還元率

基本ポイント還元率は0.4%です。カード利用100円につき1Pのメンバーシップ・リワードポイントが貯まります。ポイントの有効期限は通常3年間となっています。ただし、一度アイテムと交換すると無期限になります。

貯めたポイントは、各種景品、マイル、各種金券(Amazonギフト券など)に交換することができます。マイルへの交換が最も還元率が高くなります。詳細については特徴の項目でまとめています。

国際ブランド

国際ブランドは、American Expressブランドのみとなります。付帯サービスの充実しているT&E(トラベル&エンタテインメント)カードです。高いステータスに充実の付帯サービスが最大の魅力です。最近は国内でも利用できるお店が増えて利便性が大きく向上しています。海外でも利用できるので、海外旅行や出張に行くことの多い経営者の方に魅力的なブランドだと言えます。

ショッピング保険

年間最高500万円と高額なショッピング保険が付帯されています。アメックスビジネスプラチナカードで購入した商品について、購入後盗難や紛失などによって第三者に不正利用が行われた場合に保険金を受け取ることができます。高額なオフィス用備品も安心して購入することができますね。

アメックスビジネスプラチナカードの特徴

メタル製の最高峰のクレジットカード

クレジットカードとしては珍しくカード券面にメタルを採用しています。高級感のあるカードで他のクレジットカードとは一線を画しています。高級感のあるデザインで所有欲を満たしてくれるでしょう。財布に入れてもカードが折れにくく実用性も高いです。まお、経営者本人のみメタル製となり追加カードについては通常通りのプラスチック製カードの発行となります。

マイル還元率1.0%(メンバーシップ・リワード・プラス)

マイル還元率1.0%と高還元なのが特徴です。基本ポイント還元率は0.4%と高くありませんが、マイル交換を基準に考えると魅力的です。年会費3,000円(税抜)のメンバーシップ・リワード・プラスに加入するとマイル還元率が倍増の1.0%と優遇(1,000P=1,000マイル)されます。

また、ヒルトン・オナーズ(0.4%→0.8%)や楽天スーパーポイント0.33%→0.5%)への還元率も向上します。メンバーシップ・リワードプラス自体は交換の際に加入しておけば良いので、毎年支払わなければいけないというわけではありません。うまく活用して還元率を引き上げましょう。

プラチナ・セクレタリー・サービス

24時間365日利用できるコンシェルジュサービスが用意されています。プラチナカード独自の特典です。飛行機やホテルの手配から会食のセッティングなど様々な要望に応えてくれます。忙しいビジネスパーソンの方にとって魅力的なサービスでしょう。実際の秘書のような存在だと言えます。

一律の制限のないご利用可能額

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アメックスビジネスプラチナカードにはショッピング枠について一律の制限がありません。ただし、一律の制限がないだけで審査状況に応じて個別に一定の枠が設定されています。マイページからおおよその利用枠を確認することができます。なお、利用枠自体はカードの種別によるというよりも利用状況によって異なります。アメックスビジネスプラチナカードよりもアメックスビジネスゴールドカードの方が枠が大きいということは十分起こり得ます。

ミーティング・スクエア

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帝国ホテル東京本館5Fにあるアメックスビジネスカード会員限定のビジネスラウンジを利用することができます。月額20,000円+税で都度費用は必要ありません。同伴者1名様まで無料となっています。取引企業様との商談などに活用することができます。最高のロケーションで利便性も高く人気があります。

旅行関連サービス

ホテル・メンバーシップ

  • ヒルトン「ヒルトン・オナーズ」ゴールド会員
  • Marriott BonvoyTM「 Marriott BonvoyTM 」ゴールドエリート会員
  • シャングリ・ラ「ゴールデンサークル」ジェイド会員
  • Radisson Hotel GroupTM「 Radisson RewardsTM」 Gold エリートステータス

ホテルグループにおいて上級会員資格を得られます。通常年間宿泊数などの条件を満たす必要がありますが、無条件で付与されるのは魅力的だと思います。対象ホテルでは部屋のアップグレードやレイトチェックアウトといった優遇サービスを受けられます。

空港ラウンジサービス

アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクションが用意されています。プライオリティパス、センチュリオンラウンジ、デルタラウンジなどで世界中の空港ラウンジを利用することができます。プライオリティパスについては別途申し込みを行う必要があります。空港ラウンジサービスも充実していると言えます。

手荷物無料宅配サービス

海外出張時に自宅・空港間について無料で手荷物を宅配してもらえるサービスです。通常片道2,000円程度の費用が掛かりますのでお得です。身軽な状態で空港に行ったり、自宅に帰ったりできるのは嬉しいですね。

手荷物ホテル当日宅配サービス

東京駅、新宿駅、博多駅で手荷物を預けてホテルまで配送してもらえるサービスが用意されています。遠方からの商談でも手ぶらで行けるのは魅力的ですね。駅改札を出てすぐの宅配カウンターで手続きを行うことができます。

オーバーシーズ・アシスト

海外滞在中でも日本語でサポートを受けられるサービスです。24時間いつでも日本語で連絡を行えます。レストランの予約、医療機関の紹介など緊急時にも活用できると思います。言葉が通じない海外滞在中でも安心です。

手厚い旅行保険

海外旅行傷害保険

保険の種類本会員ご家族
死亡後遺障害最高1億円最高1,000万円
傷害・疾病治療費用最高1,000万円最高1,000万円
賠償責任保険最高5,000万円最高5,000万円
携行品損害最高100万円最高100万円
救援者費用最高1,000万円最高1,000万円
自動付帯かつ家族特約付きの海外旅行傷害保険が付帯されています。死亡後遺障害最高1億円(自動付帯分5,000万円)と高額補償となっています。さらに、ケガや病気の治療費用は最高1,000万円とかなり手厚いです。家族特約も同額です。これだけの補償があれば民間の保険に加入する必要はないでしょう。

携行品損害最高100万円と手厚いのも高評価です。万が一海外滞在中に携行品を紛失してしまっても補償でカバーしてもらえます。傷害疾病治療費用の次に利用頻度の高い保険となっています。

国内旅行傷害保険

自動付帯かつ家族特約付きの国内旅行傷害保険が付帯されています。死亡後遺障害最高5,000万円(家族特約:1,000万円)、入院保険金日額5,000円(家族特約:同額)、手術保険金最高20万円(家族特約:同額)、通院日額3,000円(家族特約:同額)です。利用頻度が高いわけではありませんが、手厚い補償がついているのは魅力的です。

ビジネス・ワランティ・プラス

ビジネス・ワランティ・プラスは、オフィス用品やオフィスで使う電化製品の故障をカバーしてくれる手厚い補償です。アメックスで購入した対象商品が故障してしまった場合に3年間の修理保証を受けられます。水漏れ、火災、盗難などの事故にも対応しています。

リターン・プロテクション

アメックスビジネスプラチナカードで購入した商品の返品を購入店舗が受け付けてくれない場合に購入金額の払い戻しを受けられます。購入から90日以内で最高3万円相当まで対象です。1会員口座につき年間15万円相当額までが対象となっています。アメックスならではの保険でかなり手厚い保険の一つだと言えます。

ビジネス関連サポート

アメックスビジネスカード独自の特典となっています。個人向けのカードとの大きな違いだと言えます。

  • リボ払いサービス「ペイフレックスあとリボ for Business」
  • ビジネスカードには珍しいリボ払いサービスが用意されています。個人向けの利用ではおすすめしませんが、法人の方ならキャッシュフローの改善に活用できると思います。ただし、金利は高めなのでほどほどの利用が良いでしょう。

  • ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」
  • 会員限定でビジネスデータベースサービスであるG Searchを無料で利用することができます。帝国データバンク、東京商工リサーチ、各種新聞、海外情報など様々な情報を得ることが可能です。取引先の情報も事前にリサーチしておくことができます。

  • 福利厚生プログラム「クラブオフ」
  • 全国70,000以上の契約施設について特別優待価格で利用できる福利厚生プログラムです。追加カードを持っている社員の方も利用できますので、福利厚生サービスの一つに活用することができますね。

  • 四半期管理レポート
  • 四半期ごとのクレジットカード明細をまとめた四半期管理レポートを受け取ることができます。業種別及び会員別に集計してくれていますので、どのような支出をしたのか一目瞭然です。経費の効率化に活かすことができるでしょう。

  • クラウド会計サービス「freee」優待
  • クラウド会計ソフトfreeeの優待を受けられます。クラウド会計ソフトは最近注目されていて利便性が高いです。ビジネスカードの利用情報も安全に取り込むことができるのも嬉しいですね。

アメックスビジネスプラチナカードのマイナス&注意点

年会費が高額になっている

年会費130,000円+税と法人カード全体でみてもかなり高額です。経費を少しでも下げたいと考えている経営者の方にはデメリットとなってしまうでしょう。

それでもカードの特性を考えるとそれほど不思議ではありません。ステータスや付帯サービスを見て年会費を払う価値があると感じた方はぜひ作成を検討してみてくださいね。

一部の支払いでポイント還元率が下がる

自動車税や国税の支払いについては還元率が半分の0.2%還元となります。カード利用200円につき1P(通常は100円につき1P)です。クレジットカード決済の場合は、現金払いとは異なり別途手数料が掛かるためメリットは薄くなってしまいます。それでもポイントが還元されるだけお得ですね。

ステータス性が低下傾向にある

アメックスビジネスプラチナカードはステータス製の高いクレジットカードだと言えます。しかしながら、最近は招待制から直接申込みができるようになったり、属性がそれほど高くなくても作成できたりと審査難易度の下落に合わせてステータスも落ちています。ただし、年会費が13万円と高額で誰もが簡単に持てるわけではないでしょう。経済的に余裕があることの証明になると言えます。

電子マネーとの相性

電子マネー種類対応
モバイルSuica
suica
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
PASMO
pasmo
チャージ不可
SMART ICOCA
smarticoca
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
nanaco
nanaco
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
WAON
waon
チャージ不可
楽天Edy
rakutenedy
チャージ不可
モバイルSuica、SMART ICOCA、nanacoにチャージを行えますが、全てポイント付与の対象外となっています。電子マネーチャージに向いているカードとは言えません。実は法人カードは総じて電子マネーとの相性が良くありません。電子マネーチャージでポイントを貯めたいのであれば他のカードの作成を検討しましょう。

アメックスビジネスゴールドとの比較

プラチナゴールド
券面amexbusinessplatinumamexbusinessgold
審査難易度8/103/10
ステータスAAA
発行期間最短2週間最短2週間
年会費130,000円31,000円
追加カード永年無料12,000円
ETCカード永年無料永年無料
海外旅行保険1億円
1億円
国内旅行保険1億円5,000万円
コンシェルジュプラチナ専用ゴールド専用
ビジネス・ワランティ・プラス×
ラウンジ・コレクション×
空港ラウンジ
公式公式公式
下位カードであるアメックスビジネスカードと比較しています。ゴールドカードになるとガクンと審査難易度が落ちています。設立間もない企業の代表者の方でも申込みが可能です。年会費31,000円と比較的リーズナブルです。

ビジネス・ワランティ・プラスはプラチナカードの強みだと言えます。ラウンジコレクションは、ワンランク上の空港ラウンジサービスです。ゴールドカード付帯のものよりも利用できるラウンジも多くなっています。付帯サービスは当然プラチナカードの方が優れていますが、年会費と兼ね合いでどちらが良いか検討しましょう。

比較対象のクレジットカード

JCBプラチナ法人カード

jcbplatinumhoujin

年会費30,000円+税のプラチナ法人カードです。ジェイシービーの最高峰の法人カードとなっています。プラチナ・コンシェルジュサービス、プライオリティパス、手厚い海外旅行保険と優れた付帯サービスが魅力です。グルメベネフィットでは、所定のコースメニューが1名分無料になるお得なサービスです。年会費を考えると非常に魅力的な一枚だと言えます。

ダイナースクラブビジネスカード

dinersbusiness

年会費27,000円(税抜)と法人カードです。国際ブランドが発行する真のプロパーカードでステータス性の高い一枚となっています。利用可能枠に一律の制限がありません。ダイナースクラブビジネスラウンジ、海外旅行保険、ゴルファー保険など充実の付帯サービスが魅力です。

スペック情報

カード名アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
カード発行会社American Express International, Inc.
発行期間2週間
国際ブランドAmerican Express
ポイント還元率0.4%
年会費130,000円(税抜)
ETCカード永年無料
追加カード永年無料
海外旅行保険最高1億円
国内旅行保険最高1億円
締め日/支払日公式HP参照
ショッピング保険最高500万円

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