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ダイナースクラブビジネスカードは、三井住友トラストクラブ株式会社によって発行されている法人カードです。個人向けのカードと比較するとやや知名度は低く知らない方も多いでしょう。それでもダイナースブランドは高いステータスを持っていてビジネスカードでも変わりません。

最短2週間での発行に対応しています。登記簿謄本などの書類は不要ですので、法人カードとしてはスピーディーな発行が可能となっています。審査難易度は10段階で7です。個人向けのダイナースクラブカードよりも1つ審査難易度が低くなっています。法人カードは審査難易度が下がる傾向にあります。それでも法人向けカードのプラチナクラスに匹敵していると言えます。

当記事のコンテンツ内容

最短2週間発行-ダイナースクラブビジネスカード申し込みから発行の流れ

  1. 三井住友トラストクラブの公式サイトからダイナースクラブビジネスカードの申込みを行う

    名前、住所、企業名など審査に必要な情報を入力します。記入漏れやミスがあると審査に時間が掛かってしまったり、審査に落ちてしまったりするため慎重に行う必要があります。

  2. クレジットカードの審査を待つ

    およそ1週間程度で審査が完了となります。

  3. オンライン申込書の受け取り及び返送を行う

    審査完了後最短翌日にオンライン申込書が発行されます。必要事項を記入の上で本人確認書類を同封して返送します。

  4. 書類確認後カードが発行されるので受け取る

    オンライン申込書をカード会社が確認したらクレジットカードが発行されます。申し込みから2週間程度となります。

必要書類

documents

  • 代表者または個人事業主の本人確認書類
  • 運転免許証、パスポート、在留カード、マイナンバーカードなど

ダイナースクラブビジネスカードの審査まとめ

審査対象

  • 個人事業主 ◯
  • 法人設立初年度 ◯
  • 法人設立3年以上 ☆

入会の目安は、年齢27歳以上で法人の代表者または個人事業主の方となります。設立についての記載はなく設立間もない企業代表者の方でも申込みができます。それでもステータスを考えると設立/創業後3年経過している方が好ましいですね。

審査難易度

当該法人カードの審査難易度は10段階で7です。法人カードとしてTOP 10に入る難易度の高さとなっています。同じクラスのクレジットカードとしては、「JCBプラチナ法人カード」、「三井住友ビジネスプラチナ for Owners」、「MUFGビジネスアメックスプラチナ」などが挙げられます。いずれもプラチナカードとなっていてダイナースクラブビジネスカードもプラチナカード相当の考えて良いでしょう。

ダイナースクラブビジネスカードの基本スペック

年会費

年会費は27,000円です。プラチナカードに匹敵するカードであることを考慮すればリーズナブルだと思います。追加カード及びETCカードは永年無料で持つことができます。なお、追加カードについては、基本会員が代表を勤める法人の役員あるいは従業員の方となります。この場合18歳以上の方でも申込み可能です。無料で発行できるのはメリットだと思います。

ポイント還元率

基本ポイント還元率は0.4%です。カード利用額100円につき1Pのダイナースクラブリワードポイントが貯まります。貯めたポイントについては旅行代金の充当(1,000P=400円)や各種景品に交換して使用できます。それほど還元率が高いわけではありません。

ポイントの有効期限は無期限です。ポイントの失効を気にせずじっくり貯められるのは嬉しいですね。なお、マイルに交換した場合は還元率が高くなります。マイル交換については、特徴の項目で詳しく解説しています。

ショッピング限度額

ダイナースクラブビジネスカードには一律のショッピング限度枠がないのが特徴となっています。ただこれは利用者全員に同じ限度額がないという意味で限度枠に上限がないということではありません。審査やクレヒスなどに応じて制限が設けられることになります。基本的にはしっかりとカードを使って返済を続けていけば枠が大きくなっていきます。

国際ブランド

国際ブランドは、Diners Clubのみとなっています。国際ブランドが発行するプロパーカードということでステータス性の高さが自慢です。少し前まではこのDiners Clubは国内で使えるお店(加盟店)が少なく利便性に劣っていました。しかし、JCBとの提携などで国内で使えるお店も増え利便性が高くなっています。VISA/MasterCardには劣るものの通用する国際ブランドです。

ショッピング保険

年間500万円のショッピングリカバリー(ショッピング保険)が付帯されています。プラチナ級のカードだけあり補償額も大きいです。ダイナースクラブビジネスカードで購入した商品について、盗難・破損などで損害を被った場合に保険金を受け取ることができます。オフィス用品などビジネスで使う高額な商品の購入でも安心ですね。

ダイナースクラブビジネスカードの特徴

世界的にも高いステータスを持つカード

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ダイナースクラブビジネスカードは、国内だけではなく海外でも高いステータスを持つクレジットカードです。接待や会食で積極的に使いたいですね。特に海外ではクレジットカードのクラスで信頼性が保証される側面があります。

クレジットカードを持っていないとホテルの宿泊やレンタカーの利用を拒否されることがあるのです。外国人である日本人の属性を把握するのにクレジットカードが活用されることがあるということですね。そのようなときに世界的にも知名度がありステータスの高いカードを一枚持っておくと安心です。

マイル還元率が高く利便性が高い

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ダイナースクラブビジネスカードは、マイル還元率が1.0%と非常に高還元です。マイルを貯めたいと考えているビジネスパーソンにおすすめです。マイル以外の還元率が0.4%に留まることを考えると魅力的ですね。

1.0%還元を実現するためにダイナースグローバルマイレージ(参加費6,000円)に加入する必要があります。マイル移行手数料は無料です。マイルに交換するときだけ加入すると良いですね。

対象の航空マイレージは、ANA・スカイマイル(デルタ航空)・マイレージプラス(ユナイテッド航空)・スカイパス(大韓航空)・ミッレミリア(アリタリア-イタリア航空)です。ANAマイレージのみ年間の以降上限が40,000で他は100,000となっています。ANAマイルへの交換はやや制限が厳しいです。

ダイニング関連サービス

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ダイナースクラブカードは、元祖T&E(トラベル&エンターテインメント)カードです。クレジットカード全体でみても特にダイニングサービスに力を入れています。接待や会食で喜ばれるサービスが充実しています。

  • エグゼクティブダイニング
  • ごひいき予約
  • ごほうび予約
  • スムーズ ダイニング
  • おもてなしプラン
  • 料亭プラン
  • ナイトイン銀座
  • 「ひらまつ」からの特別優待

ビジネス関連サービス

ビジネスの効率化に役立つ様々な特典があります。経営者の方で業務を効率化したいと考えている方は必見です。

クラウド会計ソフト「freee(フリー)」

クラウド会計ソフトのfreeについて2ヶ月無料で利用できる特典が付いています。会計処理の簡略化におすすめのサービスです。

ビジネス・ラウンジ

ダイヤモンド経営者倶楽部の「銀座サロン」を無料で利用することができます。アクセスがよく銀座駅徒歩3分のNMF銀座四丁目ビル3階(東京都中央区銀座4-9-8)にあります。銀座サロンのエントランスで、ダイナースクラブビジネスカードを提示することで利用できます。

商談や待ち合わせ時に活用したり、ゆったりとした時間を過ごしたりしたいときにおすすめです。たくさんのビジネス書籍が取り揃えられていていつでも閲覧できます。セミナーが開催されていてビジネスの交流場としてもおすすめです。

JALオンラインが利用できる

法人向けの国内出張手配サポートを利用することができます。24時間365日いつでも利用できる便利なサービスです。オンライン上で予約ができるため、忙しいビジネスパーソンにおすすめです。専用運賃である「eビジネス」、普通席と同額でのクラスJ利用特典など魅力的でうs.

ビジネス・オファー

  • 企業情報/入札情報サービス
  • 経済専門雑誌「週刊ダイヤモンド」の特別優待
  • 健康診断
  • 海外出張おみやげ
  • フィットネス
  • 人事労務サポート
  • 情報配信サービス
  • 法律相談(法律顧問契約)
  • 税務相談
  • 通信販売

ゴルフ関連サービス

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ゴルフが趣味の方や接待でよくプレーされる方におすすめの優待サービスが目白押しです。

名門ゴルフ場優待予約

国内の名門ゴルフ場100コースのラウンド予約ができます。また、優待対象コースではプレー代金から5,000円引きされますので、お得にゴルフを楽しむことができます。

プライベートレッスン優待

GOLFTECが提供するプライベートレッスンについて、初回スイング診断を通常料金の半額10,000円→5,000円で利用することができます。受講当日にレッスンプランをお申し込みいただくとこの初回スイング診断の料金が無料となります。

ゴルファー保険

保険の種類補償額
賠償責任最高1億円
ゴルフ用品損害年5万円
ホールインワン・アルバトロス費用1回10万円
傷害死亡・後遺障害最高300万円
傷害入院日額4,500円
傷害通院日額3,000円

珍しいゴルファー保険が付帯されています。ゴルフプレー中の様々な事態に備えることができます。特にホールインワンやアルバトロスを達成して祝勝会を開催した場合に保険金を受け取ることができるのは興味深いです。費用を気にせずどんどん狙っていけますね!

海外・国内旅行保険が付帯されている

海外旅行傷害保険

保険の種類補償額
死亡後遺障害最高1億円
傷害・疾病治療費用最高300万円
賠償責任保険最高1億円
携行品損害最高50万円
救援者費用最高400万円

手厚い海外旅行傷害保険が付帯されています。自動付帯となっていますので、カードを持っているだけで保険が適用となります。傷害・疾病治療費用最高300万円、携行品損害最高50万円と利用頻度の高い保険の補償額が高めに設定されています。

他のカードと合わせるとより万全です。なお、死亡後遺傷害については自動付帯5,000万円、利用付帯5,000万円となります。満額の補償が必要という場合は旅行代金の全部あるいは一部をカードで決済しましょう。

国内旅行傷害保険

保険の種類補償額
死亡後遺障害最高1億円
入院日額5,000円
通院日額3,000円
手術費用最高20万円

利用付帯の国内旅行傷害保険が付帯されています。旅行代金の全額あるいは一部を支払うのが保険適用の条件です。プラチナカードとしては平均的な補償額だと言えます。

ダイナースクラブビジネスカードのマイナス&注意点

会社立ち上げ直後だと作成しにくい

審査難易度が高めで会社を設立して間もない企業や個人事業主の方は審査落ちしてしまう可能性があります。一定のステータスが担保されている理由だと言えます。

ただ、年齢制限を満たしていれば申し込み自体はできますので、一度チャレンジするのも悪くありません。もし、落ちてしまったら他のカードを作成すればいいだけですね。アメックスビジネスゴールドカードの方が断然作りやすいです。

マイル以外の還元率は高くない

基本的にダイナースクラブビジネスカードは、マイル交換がおすすめです。マイル交換以外だと還元率は0.4%~0.5%と平凡になってしまうからです。

マイル交換なら1%還元と高還元になります。外資系のクレジットカードはこの傾向が強いですね。マイルが必要ないという方は他のカードを検討しても良いかもしれません。

カードのデザインは評価が分かれる

ダイナースクラブビジネスカードでは、券面デザインがブルーとなっています。一般向けのデザインに比べると賛否両論だと思います。私は、一般向けのシンプルで落ち着いたデザインの方が高級感があって好きです。

色合いは同じでも良かったのではないかと思います。ビジネスの文字を入れれば区別することができますからね。

電子マネーとの相性

電子マネー種類対応
モバイルSuica
suica
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
PASMO
pasmo
チャージ不可
SMART ICOCA
smarticoca
チャージ可能
(ポイント付与対象)
nanaco
nanaco
チャージ不可
WAON
waon
チャージ不可
楽天Edy
rakutenedy
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
電子マネーとの相性はそれほどよくありません。モバイルSuica、SMART ICOCA、楽天Edyにチャージを行えますが、チャージでポイントが貯まるのはSMART ICOCAのみです。そもそも法人カードの場合電子マネーチャージでポイントが貯まるカード自体が少ないので仕方ない部分でもあります。

アメックスビジネスゴールドカードとの比較

ダイナースクラブビジネスアメックスビジネスゴールド
券面dinersbusinessamexbusinessgold
申込資格年齢27歳以上の法人代表者
あるいは個人事業主の方
満20歳以上の法人代表者
あるいは個人事業主の方
審査難易度7/103/10
ステータスAAA
発行期間最短2週間最短2週間
年会費27,000円31,000円
追加カード永年無料12,000円
ETCカード永年無料永年無料
マイル還元率1.0%0.8%~
マイレージプログラム6,000円3,000円
対象航空会社ANA
デルタ航空
ユナイテッド航空
大韓航空
アリタリア-イタリア航空
ANA
デルタ航空
アリタリア-イタリア航空
チャイナエアライン
ヴァージンアトランティック航空
タイ国際航空
キャセイパシフィック航空
シンガポール航空
ブリティッシュ・エアウェイズ
スカンジナビア航空
フィンランド航空
エティハド航空
エミレーツ航空
カタール航空
エールフランス
海外旅行保険1億円1億円
国内旅行保険1億円5,000万円
ショッピング保険500万円500万円
コンシェルジュ
プライオリティパス×
クラブラウンジ×
無料ポーターサービス×
手荷物無料宅配サービス
公式公式公式
比較対象となりやすいアメックスビジネスゴールドカードと比較しています。申し込み資格についてはダイナースクラブビジネスカードの方がハードルが高くなっています。審査難易度についても同様にダイナースの方が高いです。発行期間は同じです。

年会費についてはほぼ同等です。しかし、アメックスの場合追加カードの発行に12,000円の費用が掛かってしまいます。追加カードをたくさん発行する予定の方はデメリットと言えるかもしれません。ETCカードについてはどちらも無料です。

いずれもマイル還元率が高いクレジットカードとなっています。アメックスカードはANAのみ還元率1.0%で他は0.8%還元となります。対象となる航空マイレージが多いこととマイレージプログラム加入料金が安いのが魅力です。よく利用する航空会社のマイレージがあるかどうかを基準にすると良いでしょう。

空港ラウンジサービスについては、ダイナースクラブビジネスはクラブラウンジ、アメックスはプライオリティパスと同等のサービスを享受できます。アメックスについては年に2回まで無料という制限があります。その他空港関連サービスについてはアメックスの方が優れていますね。

比較対象のクレジットカード

JCBプラチナ法人カード

jcbplatinumhoujin

ジェイシービーが発行する法人向けクレジットカードの最高峰です。年会費30,000円とダイナースより3,000円高くなっています。付帯サービスが非常に充実しています。プライオリティパスの発行、プラチナ・コンシェルジュサービス、グルメベネフィット、JCB Lounge京都など魅力的なサービスが多いですね。マイル還元率が高くないためそこはデメリットですが、国内の利用ではおすすめしたい一枚です。

三井住友ビジネスプラチナ for Owners

mitsuibusinessplatinumforowners

三井住友カードが発行する法人向けプラチナカードです。年会費50,000円とダイナースクラブビジネスカードのおよそ2倍です。VISAブランドのため国内外を問わず使いやすいカードだと言えます。より手厚い海外旅行保険が魅力的です。付帯サービスも魅力的で、ユニバーサルエクスプレスパスのプレゼントやUSJラウンジ、プラチナホテルズなど盛りだくさんの内容です。

スペック情報

カード名ダイナースクラブビジネスカード
カード発行会社三井住友トラストクラブ株式会社
発行期間2週間
国際ブランドDiners Club
マイル還元率1.0%
年会費27,000円(税抜)
ETCカード永年無料
追加カード永年無料
海外旅行保険最高1億円
国内旅行保険最高1億円
締め日/支払日毎月15日/翌月10日支払い
ショッピング保険最高500万円

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