ANA JCBカードZEROは、全日本空輸株式会社(ANA)とジェイシービーの提携によって発行されているクレジットカードです。年会費が無料の数少ないマイルカードとなっています。ANAマイラーの初心者の方必見です。
最短3営業日の発行に対応しています。航空系カードの中では比較的早く発行されるのは大きなメリットとなります。旅行前に作成すると効率的にマイルを貯めることができますね。
審査難易度は10段階で2です。若者向けのカードということもあり、年齢の条件を満たす方であれば作成しやすいと言えます。
- 無職×
- 未成年○
- フリーター○
- 学生×
- 主婦・専業主婦○
- 新社会人◎
- 30代社会人×
- 個人事業主・法人代表△
申込資格は、18歳以上29歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方となっています。学生の方は申し込み不可となっています。新社会人の方向けの一枚です。
未成年の方でも社会人であれば問題ありません。旦那さんがサラリーマン等で収入がある場合は主婦や専業主婦の方も申し込みをすることができます。
ANAマイルを気軽に貯めたい方は是非チェックしてみてくださいね。
◎ ANAカード共通の優待を受けることができる
△ マイル付与率0.5%と低め
△ 最大保有期間は5年間、以降は一般カードに自動切り替え
ANA JCBカードZEROの特徴
ANAカードでは珍しい年会費無料カード
ANA JCBカードZEROは、若者向け(29歳以下)のマイルカードということもあり年会費が無料になっています。ANAカード(学生向け)以外は全て年会費が掛かります。
とにかく気軽にANAマイルを貯めたいという方向けのカードとなっています。持っているだけで様々な優待を受けることができるメリットがあります。
ANAマイルを貯めることができる
カード利用1,000円ごとにOki Dokiポイント1Pを獲得することができます。Oki Dokiポイント1Pを5 ANAマイルに交換することができます。マイル移行方式は手動移行と自動移行から選択することができます。
Oki Dokiポイントの有効期限は2年間、マイル移行後のマイルの有効期限は2年となっています。合計4年間マイルを貯めることができます。そのため場合によっては手動移行を選択してポイントの有効期限を調整すると良いと思います。
フライトボーナスあり
ANAグループ便への搭乗でフライトボーナスを獲得することができます。区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%となっています。有料のANA JCB一般カードと同水準のボーナスマイルを獲得することができるのは嬉しいですね。
ANAカードファミリーマイルで家族間共有ができる
「ANAカードファミリーマイル」というサービスに登録すると家族間でANAマイルを合算することができます。マイルを無駄なく貯めることができるので、家族でANAカードを持っている方は是非登録しておきましょう。
ANAカードマイルプラス加盟店でオトク
ANAカードマイルプラス加盟店でANA JCBカードZEROを利用すると100円ごとあるいは200円ごとに1マイルが直接貯まります。1,000円の買い物をすると5マイル(Oki Dokiポイント1P)とボーナスマイル10マイルの合計15マイルを獲得することができます。マイル付与率が最大1.5%と大幅に増えますので積極的に活用しましょう。
対象の店舗には、スターバックス、ニッポンレンタカー、高島屋、大丸松坂屋、阪神百貨店、セブンイレブン、イトーヨーカドー、アート引越しセンター、マツモトキヨシ、ENEOS、出光SS、ホテルオークラ、三井ガーデンホテルズ等があります。
ANA関連サービスで優待あり
ANAカード共通の優待を受けることができます。年会費無料でこれらの優待を享受できるのは嬉しいですね。
- 免税店ANA DUTY FREE SHOPで5%OFF
- ANA FESTAで10%OFF
- ANA国内線・国際線の機内販売10%OFF
- 成田空港での駐車場料金優待
- ANAショッピング A-styleで5%OFF
- ANAスカイホリデー・ANAハローツアー5%OFF
- ニッポンレンタカー・トヨタレンタカー・オリックスレンタカー基本料金5%OFF
- ハーツレンタカー最大20%割引
ショッピング保険付帯
ショッピング保険が付帯されています。通常は海外でのショッピングのみが対象ですが、リボ払いサービスの「支払い名人」の定額コースに登録をすれば国内のショッピングでも適用となります。
毎月の支払額を引き上げておけば金利手数料を支払わなくても国内外のショッピングに対してショッピング保険が適用されるので、是非登録しておきましょう。
年間最大100万円、自己負担額は10,000円となっています。国内外で購入した商品について、90日以内に破損してしまったり、盗難に合ってしまったりして損害を被ってしまった場合に保険金を受け取ることができます。
この保険があるので、高額な買い物をする時は現金ではなくクレジットカードで行うと良いと思います。
電子マネーとの相性
ANA JCB ZEROは、プリペイドタイプの電子マネーとの相性は良くありません。モバイルSuica、SMART ICOCA、nanaco、楽天Edyにチャージをすることができますが、ポイントは付与されません。
ANAカード所有者の方はANA QUICPay+nanacoを所有することができます。オシャレなデザインが良いですね。電子マネーはこちらにすると良いと思います。
ポストペイタイプの電子マネーで利用額に応じてポイントが貯まります。ANAスキップサービス及びnanaco機能も一体型となっていますので、利便性が高くなっています。スムーズなお買い物を実現してくれます。
電子マネー種類 | 対応 |
---|---|
モバイルSuica | チャージ可能(ポイント付与対象外) |
PASMO | チャージ不可 |
SMART ICOCA | チャージ可能(ポイント付与対象外) |
nanaco | チャージ可能(ポイント付与対象外) |
WAON | チャージ不可 |
楽天Edy | チャージ可能(ポイント付与対象外) |
ここはマイナス
ANAマイル付与率が高くない
マイル付与率が0.5%と他のANAカードに比べると少なくなっています。ANA JCBカードZEROは年会費が無料で優遇されていますが、他のカードと比べるとANAマイル獲得率が低くなっています。
まず10マイルコースの設定がありません。1P=5マイルしか貯めることができませんので、デメリットとなります。また、入会・継続ボーナスもありません。あくまでも初心者向けのカードだと考えると良いですね。
旅行保険が付帯されていない
海外及び国内旅行傷害保険が付帯されていません。保険が必要な方は他のANA JCBカードを比較検討すると良いと思います。
所有できるのが5年だけに限定されている
当該カードは5年だけしか所有できなくなっています。5年後のカード更新によってANA JCB一般カードに自動的に切り替わります。
年会費無料の恩恵を受けることができるのは最大5年です。ANA便の利用頻度が高い方であれば、はじめから一般カードを作成しても良いかもしれません。
比較対象のクレジットカード
ANA JCB一般カード
年会費2,160円のマイルカードです。なお、学生の方は無料で所有することができます。入会で1,000マイルを獲得できることとマイル還元率が最大1.0%と年会費以上のメリットがあります。ANAユーザー必見の一枚です。
ANA To Me CARD JCB PASMO
最短2週間の発行に対応しています。年会費2,160円となっています。マイル付与率は最大1.0%です。入会・継続、フライトマイルを獲得することができます。さらに、メトロ乗車でもポイントが貯まりポイント還元率は最大12.0%となります。メトロに乗る機会が多い方はチェックしてみてください。
ANA VISA Suicaカード
ANAカードのVISAブランドです。マイル付与率は1.0%となっています。海外でも使いやすくなっているのがメリットです。年会費2,160円となっています。Suica一体型となっていてオートチャージでポイントを貯めることができます。
スペック情報
カード名 | ANA JCBカードZERO |
カード発行会社 | 株式会社ジェーシービー |
発行期間 | 最短3営業日 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 0.5%~ |
年会費 | 永年無料 |
ETCカード | 永年無料 |
家族カード | 設定なし。 |
海外旅行傷害保険 | 付帯なし。 |
国内旅行傷害保険 | 付帯なし。 |
締め日・支払日 | - |
ショッピング保険 | 最高100万円 |
盗難保険 | 盗難保険あり。 |