アメリカン・エキスプレス スカイ・トラベラー・プレミアカードは、American Express Inc.によって発行されているクレジットカードです。券面デザインは一般カードのように見えますが、スペック的にはゴールドカード以上です。年会費が35,000円と高額なことからも予測できるかもしれません。対象15社のマイルを効率良く貯めることができたり、空港ラウンジを無料で利用できたりと旅行好きの方向けのカードだと言えます。
最短2週間の発行に対応しています。時間が掛かる航空系のカードとなっていますので、余裕を持って作成すると良いですね。海外に行く直前に作成しても間に合わない可能性が高いです。審査難易度は10段階で7となります。比較的難易度が高くなっています。クレヒス次第では落ちてしまうこともあります。審査に自信のない方はアメリカン・エキスプレス・ スカイ・トラベラー・カードの作成を検討すると良いと思います。下位カードで実績を積むことでハードルが下がるからです。
当記事のコンテンツ内容
最短1週間発行-カード申込みから発行まで
アメックスの公式サイトからアメックススカイトライベラープレミアの申し込みを行う
遷移先がアメックススカイトライベラープレミアであることを確認します。アメックスカードのページはどれも似ているので間違えてしまうことがあります。合わせてスペックについて相違がないか見ておくと良いですね。問題がなければ”お申し込みはこちら”をクリックします。
クレジットカードの審査に必要な情報を入力する
氏名、電話番号、メールアドレス、生年月日、年収、勤務先などの情報を入力します。個人情報の入力にミスがあると審査に余計に時間が掛かってしまうことがあるので、慎重に入力することを推奨します。
審査に通過するとクレジットカードが発行される
カードが発行されるまで2週間、受け取りまで3週間程度見ておくと良いかもしれません。繁忙期などは時間が掛かってしまうことがあります。
アメックススカイトライベラープレミアの審査まとめ
審査難易度
当該カードの審査難易度は10段階で7となっています。審査のハードルは高めです。ゴールドカードの中でも上位クラスのクレジットカードあるいはプラチナカードと同等です。同じクラスのクレジットカードとしては、「”ザ・プラチナ” 出光セゾンアメックス」・「デルタスカイマイルダイナース」・「JALアメックスプラチナ」などが挙げられます。すでにクレジットカードを持っていてクレヒスがしっかりしている方向けです。
属性別おすすめ度
- 無職×
- 未成年×
- フリーター×
- 学生×
- 主婦・専業主婦△
- 新社会人○
- 30代社会人◎
- 個人事業主・法人代表◎
申込資格は20歳以上で定職がある方です。無職の方・未成年の方・アルバイト・パートの方は申込みをすることができません。契約社員や正社員として働いていることが申し込みの条件になります。メインのターゲットは、30代社会人や経営者の方となります。
新社会人の方はこれまでのクレヒス次第です。20代前半からクレジットカードを作成していたり、ローンを組んでいたりしてクレヒスが良い方でないと落ちてしまうことがあります。海外旅行や海外出張をすることの多い方であればメリットを享受しやすいと思います。初めてクレジットカードを作るという方は注意してください。
カードの取得のためのポイント
審査通過の確度を上げるのに最も効果的なのは下位カードの「アメックススカイトライベラーカード」を作成して実績を作ることです。実績があれば上位カードへのステップアップがかなり行いやすくなります。直接申し込む場合は同時期にクレジットカードの申し込みを行わずこのカードだけの申込みに留めておきましょう。
短期間に複数のカードに申し込むと審査に不利になってしまう可能性があるからです。審査にネガティブな影響を与える可能性のあることは避けるべきです。もちろん、延滞や滞納は論外です。審査が不安な方は年単位での作成を目標にすると良いと思います。
アメックススカイトライベラープレミアの基本スペック
年会費
年会費は35,000円+税となっています。ゴールドカードとしては高い部類に入ります。アメックスゴールドの年会費が29,000円+税であることを考えると差額はマイル獲得のボーナス分だと考えましょう。旅行保険などの付帯サービスはほぼ同じです。
家族カードは17,500円+税とやや高額です。それでも本会員と同等のサービスを受けられるのは大きなメリットです。ETCカードについても年会費500円+税が掛かりますが、年に一度以上の利用で無料になります。
マイル還元率
マイル還元率は1.0%です。カード利用100円ごとに1Pのメンバーシップ・リワードポイントが貯まります。移行レートが1,000P=1,000マイルと優遇されていますので、マイル還元率は1.0%です。
通常のアメリカン・エキスプレス・カードだと年会費6,000円のメンバーシップ・リワード・プラスに加入しないと1.0%還元は実現しません。提携航空パートナーは全15社と多く使い勝手が良いです。ANA・デルタ航空、ブリティッシュエアウェイズ・アリタリア-イタリア航空・カタール航空など主要航空会社をカバーしています。
なお、マイル以外にもポイントを使用することができますが、マイル交換に比べると還元率が高くないためそれほど推奨しません。日本旅行やアップルワールドなどの指定旅行代理店での利用では1P=1円と優遇されています。ホテルや指定以外の旅行代理店の支払いでは1P=0.8円、カード利用後の支払いは1P=0.3円となっています。その他各種グッズに交換することも可能です。
国際ブランド
国際ブランドはAmerican Expressブランドのみ選択することができます。VISAやMasterCardブランドに比べると利便性は劣りますが、以前よりは利用できる加盟店が格段に増えています。
さらに、国際ブランドのステータス性が高く人気があります。できればVISAやMasterCardブランドと合わせて持つことを推奨します。利用できるお店が増えているとは言ってもアメックスだけだと不安が残ります。
お得な入会キャンペーン実施中-終了時期未定
現在お得な入会キャンペーン実施中です。初回の年会費を支払うと入会ボーナスとして5,000Pを獲得することができます。マイルに等価で交換することができますので、5,000マイル相当のポイントを獲得できることになります。1年以上継続しているキャンペーンなので今後も続くものと思います。
アメックススカイトラベラープレミアカードの特徴
スカイ・トラベラー・5倍ボーナス
対象航空会社26社の航空券あるいは対象旅行代理店2社の指定旅行商品をウェブサイト経由あるいは指定店舗で購入した場合100円ごとに5P(=5マイル相当)を獲得することができます。一般のアメックススカイトラベラーカードが3倍なので、プレミアではマイル5倍と優遇されています。
対象航空会社一覧
対象の航空会社は次の通りです。全日空(ANA)・日本航空(JAL)・アシアナ航空・アリタリア-イタリア航空・ヴァージン アトランティック航空・エールフランス航空・エア タヒチ ヌイ・エティハド航空・エバー航空・エミレーツ航空・オーストリア航空・カンタス航空・ガルーダインドネシア航空・キャセイパシフィック航空・KLMオランダ航空・シンガポール航空・スイスインターナショナル エアラインズ・スカンジナビア航空・スターフライヤー・大韓航空・チャイナエアライン・デルタ航空・フィリピン航空・フィンランド航空・ブリティッシュ・エアウェイズ・ルフトハンザドイツ航空となっています。
その他マイル獲得ボーナス多数あり
入会・継続ボーナス
カード入会時及び毎年のカード継続時に5,000P(=5,000マイル相当)を獲得することができます。50万円利用で貯まるマイルをボーナスで獲得できるということです。持ち続けるだけでマイルを獲得できるのは嬉しいですね。
ファーストトラベル・ボーナス
カード入会後1年以内に対象航空会社26社の航空券を公式サイト経由で購入した場合あるいは日本旅行など対象旅行代理店経由で航空券などを購入すると10,000Pを獲得することができます。初回の購入時のみが対象となります。旅行を計画している段階でこのカードを申込むと良いですね。
T&Eカードとして魅力的なサービス
アメックスブランドはトラベル&エンターテインメントカードとして確固たる地位を築いています。旅行・レストランなどにおいて様々な優待を受けることができます。
空港ラウンジサービス
国内の主要空港及び海外の仁川・ホノルル空港の提携ラウンジを無料で利用することができます。アメリカン・エキスプレス・ スカイ・トラベラー・プレミア・カードの場合同伴者1名様まで無料で利用できます。
家族・友人・恋人との旅行あるいは出張で重宝します。空港の喧騒から離れて落ち着いた時間を過ごすことができます。空港によってはシャワーを浴びたり、軽食を取ったりすることが可能です。空港の人混みが苦手だという方はぜひ活用してくださいね。
手荷物無料宅配サービス
海外旅行からの帰宅時に空港から自宅までスーツケースを一つ無料で配送してもらうことができます。空港の専用カウンターに預けるだけです。身軽な格好で自宅に戻ることができるのは嬉しいですね。対象の空港は、羽田・成田・中部国際・関西国際空港となります。
アメリカンエキスプレストラベルサービスオフィス
世界中にあるトラベルサービス網を利用することができます。世界で認められたアメックスブランドだからこそのサービスです。トラベルサービスオフィスでは、観光情報やホテル・レストランの予約、カード紛失時の緊急でのカードの即日発行を依頼することができます。慣れない海外で安心して滞在することができます。
アメリカンエキスプレスセレクト
世界中の旅行代理店、レストラン、お店・商業施設等で優待を受けることができます。割引などお店ごとに様々な優待が用意されています。T&Eカードとして確かな実力を見せてくれます。
エクスペディア優待
世界中のホテルやツアーを予約できるサイトである「エクスペディア」を優待価格で利用することができます。主に旅行で重宝するサービスだと言えます。24時間365日リアルタイムで空室情報の確認や部屋の予約をすることができます。
家族特約付きの旅行保険付帯
海外旅行傷害保険
利用付帯の海外旅行傷害保険が付帯されています。死亡後遺障害最高5,000万円(家族最高1,000万円)、傷害疾病治療費用最高100万円、賠償責任最高3,000万円、携行品損害最高30万円、救援者費用最高200万円となっています。
死亡後遺障害以外は家族特約でも同額の補償を受けられます。年会費が30,000円オーバーのクレジットカードとしてはやや補償が手薄です。さすがに怪我や病気の治療費用が100万円だけでは不十分です。できれば他のクレジットカードと合わせて選択すると良いと思います。
国内旅行傷害保険
利用付帯の国内旅行傷害保険が付帯されています。死亡後遺障害最高5,000万円(家族最高1,000万円)となっています。通院や入院による費用はカバーされません。国内旅行保険についても手厚いとは言えませんね。
海外旅行航空便遅延費用補償
利用付帯の海外旅行航空便遅延費用補償が付帯されています。搭乗した航空便の遅延・欠航あるいは預けた手荷物の遅延・紛失によって、実費が必要になった場合その額を補償してもらえます。対象となるのはホテル等客室料、食事代、衣料品・日用品購入費用です。補償内訳は乗継遅延費用最高20,000円、出航遅延・欠航・搭乗不能費用最高20,000円、受託手荷物遅延費用最高20,000円、受託手荷物紛失費用最高40,000円となります。
充実の各種保険サービス
ショッピング・プロテクション
年間最高500万円のショッピング保険が付帯されています。国内外で購入した商品について購入から90日以内に偶然の事故によって生じた破損・盗難等の損害を補償してもらうことができます。補償額が500万円と高額になっているのがさすが上位カードだと言えます。高額な買い物をする予定の方は必見です。
キャンセル・プロテクション
年間最高10万円までのキャンセル費用等をカバーしてもらえる保険です。突然の病気やケガによる入院等で旅行やコンサート・ライブに行けなくなったり、出張で旅行にいけなくなったりした場合にキャンセル費用等の損害を補償してもらうことができます。意外と活用する機会が多い補償だと思います。他のクレジットカードにはないアメックスブランドならではの優れた保険です。
オンライン・プロテクション
インターネット上で万が一不正利用をされた場合に、その損害を全額補償してもらうことができます。しっかりとした補償があるので、安心してオンラインショッピングを行うことができます。
アメックススカイトラベラープレミアの電子マネーとの相性
電子マネー種類 | 対応 |
---|---|
モバイルSuica | チャージ可能 (ポイント付与対象外) |
PASMO | チャージ不可 |
SMART ICOCA | チャージ可能 (ポイント付与対象外) |
nanaco | チャージ不可 |
WAON | チャージ不可 |
楽天Edy | チャージ可能 (ポイント付与対象外) |
アメックススカイトラベラープレミアのここはマイナス
プロパーのプラチナやブラックカードは目指せない
アメックススカイトラベラープレミアカードを使用して実績を作っても、ステータスカードの代表格であるアメックスプラチナカードやアメックスブラックカードのインビテーションが届くことはありません。
これらのカードの招待が欲しい方は、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードを作成して実績を積む必要があります。アメックススカイトラベラープレミアカードもアメックスのプロパーカードですが、アメリカン・エキスプレス・カードとはターゲットが異なるということです。
旅行傷害保険はそれほど手厚くない
アメックススカイトラベラープレミアカードに付帯されている旅行傷害保険はそれほど手厚くありません。傷害疾病治療費用最高100万円とケガや病気の治療費用が100万円と一般カードクラスの補償です。年会費が無料のクレジットカードでももう少し手厚い補償が付いているものもあります。
年会費30,000円オーバーでこの補償は厳しいですね。海外に行くことが前提のクレジットカードであることからももう少し手厚くして欲しいところです。マイルの貯めやすさに振り切った一枚だと言えます。旅行に行く際はこれだけでは不十分なので、他のカードを合わせて持つか民間の海外保険に加入すると良いでしょう。
アメックススカイトラベラーカードとの比較
プレミア | 一般 | |
---|---|---|
券面デザイン | ||
年会費 | 35,000円+税 | 10,000円+税 |
家族会員 | 17,500円+税 | 5,000円+税 |
マイル付与率 | 100=1P 1% | 100=1P 1% |
入会ボーナス | 5,000P | 3,000P |
ファーストトラベルボーナス | 10,000P | 5,000P |
継続ボーナス | 5,000P | 1,000P |
スカイトラベラーボーナス | 100=5P(5倍) | 100=3P(3倍) |
プロテクション | オンラインプロテクション ショッピングプロテクション キャンセルプロテクション | オンラインプロテクション ショッピングプロテクション |
海外保険 | 5,000万円 | 3,000万円 |
国内保険 | 5,000万円 | 2,000万円 |
公式 | 公式 | 公式 |
詳細 | - | 詳細 |
その他大きな違いとしては、入会・継続及びファーストトラベルのボーナスポイントです。プレミアになると最大10,000P(10,000マイル相当)を獲得することができます。また、補償も手厚くなっています。プレミアムカードにはキャンセルプロテクションが付帯されています。万が一の事態によって旅行やコンサートをキャンセルしなければいけなくなった場合そのキャンセル費用を負担してもらえる手厚い保険です。
海外及び国内保険に関しては大きな違いはありません。数字上は違いがあるように見えますが、死亡後遺障害の違いだけなので気にするほどではありません。どちらのカードを選ぶべきかはこれらの違いを踏まえて検討すると良いですね。旅行に行くことが多い方、年に3,4回は行くという方はプレミアを選択すると良いでしょう。
合わせて持ちたいクレジットカード
リクルートカード
年会費無料のクレジットカードです。ポイント還元率1.2%と高スペックです。モバイルSuica、SMART ICOCA、nanaco、楽天Edyにチャージをすることができて満額のポイントを獲得することができます。電子マネーチャージ目的に持つのも良いでしょう。アメックススカイトラベラープレミアカードとの二枚持ちは強いです。
楽天カード
最短3営業日での発行に対応しています。年会費無料×高ポイント還元ということで国内で最も人気のあるカードの一つです。楽天Edyへのチャージでポイントが貯まる貴重カードとなっています。一般加盟店舗での利用も多い方はいつでもどこでもポイント還元率1.0%超えの楽天カードが良いでしょう。使用する属性を問わず非常に使い勝手が良いです。最高2,000万円の海外旅行保険が付帯されているのも◎
エポスカード
最短即日発行に対応しているクレジットカードです。年会費無料の一枚です。スカイトラベラープレミアの弱みである傷害疾病治療費用が最高270万円と無料カードとは思えない手厚い保険が魅力です。2枚合わせると370万円となります。最低限これぐらいの補償は必要だと思います。
スペック情報
カード名 | アメリカン・エキスプレス スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
カード発行会社 | American Express International, Inc. |
発行期間 | 最短2週間発行 |
国際ブランド | American Express |
マイル還元率 | 1.0%~ |
年会費 | 35,000円(税抜) |
ETCカード | 500円(税抜) 年に1回以上の利用で無料 |
家族カード | 17,500円(税抜) |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
締め日・支払日 | 入会時に通知 |
ショッピング保険 | 年間最大500万円 |
盗難保険 | 盗難保険あり |
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