JCBゴールドザ・プレミア（JCB GOLD THE PREMIER）は、株式会社ジェイシービーによって発行されているクレジットカードです。JCBゴールドカードのワンランク上の位置付けです。
JCBゴールドザ・プレミアは、JCB CARD GOLDを使用していて一定の条件を満たすことでインビテーション（招待）が届きます。いきなり申し込みをすることはできません。審査難易度は10段階で8となります。ゴールドカードを所有してから最低でも2年掛かることから審査難易度が高くなっています。
招待が届く条件は、JCB CARD GOLDのショッピング利用金額が2年連続で100万円以上（12月16日～翌年の12月15日までが対象）かつMyJCBに受信可能なメールアドレスを登録をすることです。メールアドレスは1月末日までに登録しておく必要があります。ハードルはそこまで高いというわけではありませんが、長期的に使用し続けることが条件になっています。
毎年条件を達成した翌年の2月末頃にメールで招待の連絡が来ますので、MyJCBにアクセスしてJCBゴールドザ・プレミアの申し込みをするとおよそ1、2週間で自宅にカードが届きます。黒を基調とした高級感のあるデザインが魅力的です。
JCB THE CLASSを目指している方にとってJCB GOLD THE PREMIERは登竜門でした。しかし、2017年10月に登場したJCBプラチナカードを作成する方がより近道だと言えます。もちろん、これまで通りTHE PREMIERからでも狙うことは可能です。
当記事のコンテンツ内容
JCBゴールドザ・プレミアの審査難易度
審査難易度
当該カードの審査難易度は10段階で7です。招待性を採用していることもあり審査難易度はやや高めです。それでも招待が届く条件が明らかになっているため狙いやすいと言えます。同じクラスのクレジットカードとしては、「アメリカン･エキスプレス･ゴールド」、「エポスプラチナカード」、「セディナプラチナカード」などが挙げられます。プラチナカードに匹敵する審査難易度だと言えます。
属性別おすすめ度
- 無職×
- フリーター△
- 学生×
- 主婦・専業主婦△
- 新社会人○
- 30代社会人◎
- 個人事業主・法人代表◎
直接申込みができるカードではありませんので、まずは下位のJCBゴールドを作成する必要があります。ゴールドカードの申し込み資格は、原則20歳以上で本人に安定継続収入のある方です。
学生や専業主婦の方は申し込みをすることができません。このゴールドカードで実績を作ることでJCBゴールドザ・プレミアを手にするチャンスが生まれます。ある程度決済をする予定のある方は挑戦してみると良いでしょう。
JCBゴールドザ・プレミアの基本スペック
年会費
年会費は10,000円です。ゴールドカードと同じですね。ただし、サービス年会費として別途5,000円が掛かります。家族カードは1人目は無料、2人目からは1,000円となっています。ETCカードは永年無料で所有することができます。
ポイント還元率
基本ポイント還元率は0.5%です。カード利用1,000円ごとに1PのOki Dokiポイントが貯まります。1P=5円相当のためポイント還元率は0.5%です。ポイントの有効期限はゴールドカードの3年とは違って5年へと優遇されています。5年あればポイントの失効を気にすることなくじっくり貯めることができます。使い勝手が向上していると考えて良いでしょう。
ショッピング保険
年間最高500万円のショッピング保険が付帯されています。プラチナカードに匹敵する高額な補償が付いていると言えます。JCBゴールドザ・プレミアで購入した商品について、購入後90日以内に破損や盗難で損害を被った場合に保険金を受け取ることができます。高額な買い物を安心して行えますね。
JCBゴールドザ・プレミアの特徴＆強み
JCB THE CLASS取得への近道になる
JCBゴールド ザ・プレミアを作成して実績を作れば、ブラックカードであるJCB THE CLASSへのインビテーションが届く可能性があります。ステップアップができるのはプロパーカードの強みだと言えます。
THE CLASSは、JCBブランドの最上位のカードで高いステータス性があります。いわゆるブラックカードに属するカードです。ただし、入手はかなり難しく入手条件は公開されていません。とにかくカードを使い続けてインビテーションが来るのを待つ必要があります。
ポイントの優遇がある
| 年間利用額 (ステージ) | ゴールド | ザプレミア ザクラス |
|---|---|---|
| 年間30万円以上 (スターe PLUS) | 10%UP 0.55% | 20%UP 0.60% |
| 年間50万円以上 (スターβ PLUS) | 20%UP 0.60% | 30%UP 0.65% |
| 年間100万円以上 (スターα PLUS) | 50%UP 0.75% | 60%UP 0.80% |
| 年間300万円以上 (ロイヤルα PLUS) | 60%UP 0.80% | 70%UP 0.85% |
プライオリティパスプレステージへの無料入会
世界130カ国、1,000箇所以上の空港ラウンジを無料で利用することができるプライオリティパスを無料で発行することができます。通常のゴールドカードでは利用できないVIPラウンジを無料で利用できるのはうれしいですね。通常年会費399$のプレステージ会員に入会することができます。
このプレステージ会員は、プライオリティパスの中でも最上位のクラスでカードを持っていればどこでも無料で利用できます。飛行機搭乗前にゆっくりとした時間を過ごすことができます。アルコールを飲んだり、Wi-Fiを使ってパソコンを使ったりすることが可能です。
JCBプレミアムステイプラン
全国のホテル・旅館にお得な価格で宿泊することができるプランです。旅行や出張等で活用することができます。専用デスクから予約を取ることができますので、宿泊先を探す時間がない方必見です。
JCB Lounge 京都
京都駅ビル内にあるJCB Lounge京都を無料で利用することができます。カード1枚につき同伴者1名まで無料で利用可能です。観光やビジネスで京都を訪れた際に活用することができますね。
特に土日は京都は観光客が多く、お店も混雑しますのでラウンジを活用できるのは大きいです。ラウンジは年中無休で10:00～18:00の間利用することができます。無料Wi-Fiの利用やドリンクの無料提供があります。
ダイニング30
日本各地にある対象のレストランにおいて、事前予約の上専用クーポンを提出すると、ご利用合計金額あるいはコース代金から30%割引となります。プライベートや接待での利用に使用することができます。
ゴールドザ・プレミアデスク
JCBゴールド ザ・プレミア会員専用のデスクが用意されています。カード全般に関する問い合わせやJR券、旅行券、ゴルフ場等の予約を依頼することができます。一般のデスクに比べて待ち時間が少なくて済むので便利です。
*JCB GOLD THE PREMIUMは直接申し込みをすることができませんので、JCB GOLD CARDの申込先に遷移します。
電子マネーとの相性
| 電子マネー種類 | 対応 |
|---|---|
モバイルSuica | チャージ可能 （ポイント付与対象外） |
PASMO | チャージ不可 |
SMART ICOCA | チャージ可能 （ポイント付与対象外） |
nanaco | チャージ可能 （ポイント付与対象外） |
WAON | チャージ不可 |
楽天Edy | チャージ可能 （ポイント付与対象外） |
ただ、追加できるQUICPayやApple Payの支払いではポイントが付与されます。電子マネーを使うのであればポイントが付与されるこれらの電子マネーを選択すると良いでしょう。
ここはマイナス
サービス年会費が5,000円掛かる
JCBゴールドザ・プレミアは、サービス年会費として通常の10,000円の年会費に加えて5,000円が必要となります。追加されるサービスを考慮すれば高いわけではありませんが負担が増えるという点は理解しておきましょう。
対象期間に100万円以上のカード利用があれば翌年のサービス年会費が無料になります。つまり、JCBゴールドザ・プレミアを取得した年は前年度達成していることが確定しているためサービス年会費は無料です。翌年以降も年間100万円以上使用していけば大きなサービスを享受することができます。
プラチナカードの登場で存在意義が薄くなってしまった
JCBプラチナカードが登場したことでJCBゴールドザ・プレミアの価値が相対的に低くなってしまいました。JCBプラチナカードが出るまではJCBゴールドカード→JCBゴールドザ・プレミア→JCB THE CLASSとステップアップをするのが普通でした。
今はJCBプラチナカード→JCB THE CLASSという流れでブラックカードを目指せますので時間を掛けなくても良くなっています。ただ、JCBプラチナカードが登場したことでJCB THE CLASSがブラックカードとしての地位を確実なものとしました。
ゴールドザ・プレミアとプラチナカード比較
| ザ・プレミア | プラチナ | |
|---|---|---|
|  | |
| 申込方法 | 招待 | WEB |
| 審査難易度 | 8 | 9 |
| THE CLASS取得 | 長め | 短い |
| 年会費 | 16,200円 | 27,000円 |
| ダイニング30 | ○ | ○ |
| グルメベネフィット | × | ○ |
| JCB Lounge京都 | ○ | ○ |
| プライオリティパス | ○ | ○ |
| USJ JCBラウンジ | × | ○ |
| 海外旅行保険 | 死亡後遺障害 →最高1億円 傷害疾病治療 →最高300万円 | 死亡後遺障害 →最高1億円 傷害疾病治療 →最高1,000万円 |
| 国内旅行保険 | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
| 公式 | 公式 | 公式 |
ランク的にはTHE CLASSの次になっていますので、THE CLASSを目指している方はまずプラチナカードを作成すると良いでしょう。もちろん審査難易度は高めなので、属性に自信のある方のみとなります。自信がない方はこれまで通りGOLDを作成すると良いでしょう。
なお、THE PREMIERの年会費は10,800円でTHE PREMIERのサービス料5,400円が上乗せとなっています。このサービス料は前年度のカード利用100万円以上で無料となります。100万円以上利用する方であればコスパは非常に良いカードだと言えます。
この年会費の違いにはグルメベネフィット、USJ JCBラウンジ、より手厚い海外旅行傷害保険となります。これらのサービスに魅力を感じる方はプラチナカードを選択すると良いでしょう。
比較対象のクレジットカード
JCBゴールドザ・プレミアには比較対象となるカードはありません。このカードは独自性が高く、知名度・ステータス性に関して申し分がありません。
国産の最高峰のクレジットカードを作成したいのであればJCBゴールドカードで実績を作るのが良いでしょう。
スペック情報
| カード名 | JCBゴールドザ・プレミア | |
| カード発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
| 発行期間 | 招待制 | |
| 国際ブランド | JCB | |
| ポイント還元率 | 0.5%～ | |
| 年会費 | 15,000円（税込） 5,000円のサービス年会費含む | |
| ETCカード | 永年無料 | |
| 家族カード | 永年無料 （2人目から1,000円） | |
| 海外旅行傷害保険 | 死亡・後遺傷害 | 最高1億円 |
| 傷害治療費用 | 最高300万円 | |
| 疾病治療費用 | 最高300万円 | |
| 携行品損害 | 最高50円 | |
| 賠償責任 | 最高1億円 | |
| 救援者費用 | 最高400万円 | |
| 国内旅行傷害保険 | 死亡・後遺傷害 | 最高5,000万円 |
| 手術費用 | 5-20万円 | |
| 入院日額 | 5,000円 | |
| 通院日額 | 2,000円 | |
| 締め日・支払日 | 公式HP参照 | |
| ショッピング保険 | 最高500万円 | |
| 盗難保険 | 盗難保険あり。 | |
合わせて読みたい記事一覧
最新のおすすめクレジットカードランキング
総合クレジットカードランキングを紹介。また、総合ランキングとは別に審査が甘い、VSIAプロパー、ショッピングなどカテゴリーごとのランキングもまとめています。人気のカードを知りたいとう方は要チェックです。
クレジットカード審査難易度ランキング
250券種以上のクレジットカードの審査難易度ランキングをまとめています。クレジットカードの取得難易度、ステータスなどを知りたい方必見です。読み物としてもおもしろいと思います。
様々なカードの特長を比較する
| クレジットカードを比較 | ||
|---|---|---|
高ポイント還元率 | 海外旅行傷害保険 | 年会費無料 |
実質年会費無料 | ETCカードがお得 | 審査が甘い |
家族カードがお得 | ゴールドカード | マイルカード特集 |
属性と地域でカードを選ぶ
| クレジットカードの選び方 | |
|---|---|
対象地域で選ぶ | あなたの属性で選ぶ |
