JCB THE CLASS
JCB THE CLASS(ザ・クラス)は、株式会社ジェイシービーが発行しているブラックカードです。国内で最も高いステータス性と取得難易度を持つ最高峰の一枚となっています。所有するにはある程度社会的なステータスが必要となります。知っている人が見ると羨望の対象となるでしょう。

審査難易度は10段階で9となります。直接カードを申し込みすることはできず、一般的な取得方法としてはJCBゴールドカードあるいはJCBゴールドザ・プレミアで実績を積んでザ・クラスのインビテーションを待つ必要があります。

付帯サービスはさすがの一言です。TOPクラスの旅行傷害保険、ディズニーリゾートのチケットが手に入るメンバーズセレクション、空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティパス等多くのサービスが付帯されています。記事内で詳細を解説します。

追記

2017年10月に新しく登場したJCBプラチナカードを作成するのが最もJCB THE CLASSに近いと言えます。招待制ではなく、直接申し込みを行うことができるので少しでも早くTHE CLASSが欲しい方は挑戦してみると良いでしょう。

当記事のコンテンツ内容

招待制-JCB THE CLASS(ザ・クラス)申込みから発行まで

  1. JCBゴールドあるいはJCBプラチナカードを作成する

    まずは下位カードを作成する必要があります。基本的には直接THE CLASSを申し込むことはできません。

  2. 上記で作成したクレジットカードで実績を作る

    コツコツと決済を積み立てていきましょう。

  3. インビテーションが届いたら申込用紙に必要事項を記入して返送する

    インビテーションが届くまでの目安としては少なくとも2年は見ておくと良いでしょう。インビテーションさえ届けば審査落ちの可能性はないと考えて良いと思います。

稀に突撃と言われる「JCBゴールドカードあるいはJCBプラチナカードを作成して1年程度で多額の決済をしてカスタマーセンターに直接インビテーションが欲しい旨を伝えること」をする強者もいます。ただ、この突撃は一般的ではありませんので、ここではあまり触れません。

JCB THE CLASS(ザ・クラス)の審査概要

審査難易度

当該カードの審査難易度は10段階で9です。最も審査ハードルの高いクレジットカードの一つとなっています。ザ・クラス取得に掛かる目安の期間は2年から3年です。どうしても取得に時間が掛かるので難易度も高くなります。

JCBゴールドカードで実績を積んで2年でJCBゴールドザ・プレミアそこで2~3年実績を積んでやっとJCB THE CLASSのインビテーションが来るというイメージです。ただし、ゴールドザ・プレミアを使用していれば必ずザ・クラスへのインビテーションが来るのかというとそういうわけではありません。それでもコツコツと決済に使うのが近道なのは確実です。

また、JCBプラチナカードの新規募集を開始したためJCBゴールドカード→ザ・プレミアが正当なルートとは言えなくなりました。今ならJCBプラチナカード→JCB THE CLASSを目指すこともできます。このルートなら取得までの期間は短くなりますね。

属性別おすすめ度

  • 無職×
  • 未成年×
  • フリーター×
  • 学生×
  • 主婦・専業主婦×
  • 新社会人×
  • 30代社会人◎
  • 個人事業主・法人代表◎

所有できる可能性のある属性は30代社会人及び個人事業主・法人代表者の方のみとなります。インビテーションが来る基準に関しては公表されていません。目安としては年齢30歳以上、年収800万円以上だと考えておけば良いでしょう。もちろんこの基準は目安なので満たしていなくても招待が来る可能性もあります。

属性に自信がある方はステータス性の高いブラックカードを目指してみてはどうでしょうか。なお、現在フリーター、主婦や20代の社会人の方は所有することはできません。ただ、若い方は早い内にJCBゴールドカードを作成して実績を積んでおけば将来的に所有できる可能性があります。

JCB THE CLASSを持つためのカード

種類JCB GOLDJCBプラチナ
券面JCBゴールドjcbplatinum
申込方法WEBWEB
THE CLASS取得に
掛かる時間
長い短い
審査難易度59
発行期間最短当日最短3営業日
年会費10,800円27,000円
JCB Lounge京都×
プライオリティパス×
USJ
JCBラウンジ
×
海外旅行保険死亡後遺障害
→1億円
疾病傷害
→300万円
死亡後遺障害
→1億円
疾病傷害
→1,00万円
国内旅行保険最高5,000万円最高1億円
JCB THE CLASSの取得を目指すには上記いずれかのカードを作成する必要があります。属性に自信があって少しでも早くTHE CLASSを持ちたい方はJCBプラチナカードを選択すると良いでしょう。

20代前半の方や属性にあまり自信のない方は、従来通りJCB CARD GOLDを作成してJCB GOLD THE PREMIERからTHE CLASSを目指すことを推奨します。

JCB THE CLASS(ザ・クラス)の基本スペック

年会費

年会費は50,000円+税となっています。追加カードの家族カード及びETCカードはいずれも無料で作成することができます。ご家族の方にクレジットカードをもたせたいと考えている方に魅力的だと思います。最大8枚まで発行することができるため、発行数を増やせば1枚当たりの年会費を抑えることができますね。

ショッピング枠

JCB THE CLASSは最低350万円のショッピング限度額となっています。さすがブラックカードと言える枠ですね。高額な買い物もカード一枚で行うことができます。

海外旅行での航空券、ツアー、ホテルの予約もすんなり行うことが可能です。もちろん実績を積めばさらに増額させることができます。

ポイント還元率

基本ポイント還元率は0.5%です。カード利用額1,000円につき1PのOkiDokiポイントが貯まります。1P=5円相当となっています。ポイントの有効期限は5年と非常に長いです。

貯めたポイントは、各種景品・金券(スターバックスカード・iTunes Cardなど)・マイルなどに交換することができます。使い勝手が良いため使いみちで困ることはないと思います。

ショッピング保険

年間最大500万円のショッピング保険が付帯されています。ザ・クラスで購入した商品について、購入日から90日以内の盗難あるいは故障による損害を補償してくれます。補償額が大きく魅力的です。

JCB THE CLASS(ザ・クラス)の特徴

ザ・クラスの特徴をまとめています。年会費は54,000円とクレジットカードの中では高めですが、サービスの内容を考慮すると非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。それではTHE CLASSの魅力をまとめていきます。

ポイントの優遇制度がある

年間利用額
(ステージ)
ゴールドザ・プレミア
ザ・クラス
30万円以上
(スターe PLUS)
10%UP
(0.55%)
20%UP
(0.60%)
50万円以上
(スターβ PLUS)
20%UP
(0.60%)
30%UP
(0.65%)
100万円以上
(スターα PLUS)
50%UP
(0.75%)
60%UP
(0.80%)
300万円以上
(ロイヤルα PLUS)
60%UP
(0.80%)
70%UP
(0.85%)
JCB THE CLASSは、JCBザ・プレミアと同様に、一般カードとくらべてポイント還元の優遇率が高く設定されています。

年間30万円以上で付与率20%アップ、年間300万円以上だと付与率70%アップと魅力的です。出来る限り支払いを集約させたいですね。

ダイニング30

全国の対象店舗において、食事代が30%OFFになるお得な優待サービスです。お店によってコースのみ対象の場合と飲食代全てが対象となる場合があります。

利用方法は、WEB上でダイニング30の対象となっている店舗を探して、コンシェルジュに伝えるだけです。利用日当日に会員サイトからプリントアウトしたクーポンあるいはスマホ専用サイト上のクーポン画面を見せればオッケーです。

プライオリティ・パス

prioritypass
世界中のVIP空港ラウンジを無料で利用することができるプライオリティパスのプレステージ会員に無料でなることができます。一般価格399$と高額なサービスなので非常にお得です。

プレステージクラスでは回数に制限なく無料でラウンジに入ることができます。海外出張や旅行に行く予定が多い方必見です。

ザ・クラスコンシェルジュデスク

concierge会員専用のコンシェルジュを無料で利用することができます。24時間対応のサービスです。国内唯一の国際ブランドであるジェイシービーが提供するサービスだけあって非常に顧客満足度が高くなっています。

レストラン、ホテルの予約、航空券等の予約をお願いすることができます。あなただけの秘書のように活用することが可能です。

東京ディズニーリゾートのJCBラウンジの招待券がもらえる

東京ディズニーランド及び東京ディズニーシーで提供されているミクロアドベンチャーとストームライダーにあるJCBラウンジを利用することができる招待券をもらうことができます。年に1回の発行で事前予約を行う必要があります。

これらのアトラクションはジェイシービーがスポンサーになっているからこそできるサービスです。ラウンジを利用すると、並ばずにラウンジ経由ですぐに搭乗することができます。なお、ラウンジ内ではソフトドリンクが提供されます。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンJCB LOUNGE招待券をもらえる

USJにもJCBラウンジが設置されています。年に一度ジュラシック・パークエリア内にあるザ・フライング・ダイナソー付属の会員限定ラウンジを利用できる招待券をもらえます。

ラウンジではソフトドリンクの無料サービスが受けられます。休憩などに活用できますね。ラウンジ利用後はザ・フライング・ダイナソーへの優先搭乗が可能です。

メンバーズセレクション

diningselection
毎年様々な商品の中から一つ無料でプレゼントを受けることができます。コースが三つに分かれていて、「厳選ギフトコース」、「テーマパーク&トラベルコース」、「グルメ&ステイコース」です。

人気のある商品としては、東京ディズニーリゾートパークチケット4枚組や東京ディズニリゾートクラブ33ランチお食事券(2名分)及びパークチケット(2枚組)です。クラブ33は、知る人ぞ知る秘密のVIPレストランです。

ただし、このクラブ33ランチお食事券付きのコースは人気のためか、2016年から抽選となりました。抽選に落ちると他の商品を選択することになります。今後改善されることを期待していましたが、その後完全に特典から消滅してしまいました。

プレミアムステイプラン

国内のシティホテルのスイートルーム優待プランと、リゾートホテルのリゾートホテルの優待プランとなっています。帝国ホテル、ザ・リッツ・カールトン、ザ・ペニンシュラ、ハイアットリージェンシー等そうそうたるホテルを優待価格で利用することができます。ドリンクサービスやレイトチェックアウト等を利用可能です。

優れた各種保険付帯

保険サービスも圧巻です。ブラックカードにふさわしい内容になっています。

海外旅行傷害保険

自動付帯で最長3ヶ月間の海外旅行傷害保険が付帯されています。補償額は全クレジットカードの中でもトップ水準です。家族特約付きでお得です。()内が家族特約の補償内容です。

死亡後遺障害最高1億円(最高1,000万円)、傷害疾病治療費用最高1,000万円(最高200万円)、賠償責任最高1億円(最高2,000万円)、携行品損害最高100万円(最高50万円)、救援者費用最高1,000万円(最高200万円)となっています。

特に傷害疾病治療費用は最高1,000万円とこれほど高額な補償がついたクレジットカードは他にありません。利用頻度の高い補償なので、安心して海外旅行をすることができます。

国内旅行傷害保険

自動付帯の国内旅行傷害保険が付帯されています。死亡後遺障害最高1億円、入院日額5,000円、通院日額2,000円、手術費用最高20万円の補償になっています。

国内・海外航空機遅延保険

国内旅行及び海外旅行中の航空機トラブルに対する保険です。乗り継ぎ遅延費用最高2万円、出稿遅延費用最高2万円、寄託手荷物遅延費用最高2万円、寄託手荷物憤死地費用最高4万円となっています。意外とトラブルに会いがちなのであると嬉しい保険です。

PREMIUM LEON for JCB THE CLASS

月刊誌のLEONをTHE CLASAS会員用に再編集したPREMIUM LEON for JCB THE CLASSが年に1回届けられます。大人の男性向けのコンテンツが充実していて見ているだけでワクワクします。

電子マネーとの相性

電子マネー種類対応
モバイルSuica
suica
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
PASMO
pasmo
チャージ不可
SMART ICOCA
smarticoca
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
nanaco
nanaco
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
WAON
waon
チャージ不可
楽天Edy
rakutenedy
チャージ可能
(ポイント付与対象外)
ザ・クラスは、モバイルSuica、SMART ICOCA、nanaco、楽天Edyにチャージをすることができます。

ただし、ポイント付与の対象外となっています。プリペイド型の電子マネーとの相性はそこまで良くありません。

一方、ポストペイ型の電子マネーであるQUICPayや話題のApple Payの支払いに関してはポイントが付与されます。これらの電子マネーはクレジットカードを紐付けて後で支払うことになります。

特にQUICPayは対応店舗も多く利便性が高いです。ほとんどのコンビニで使用することが可能です。なお、セブンイレブンで利用すると1.5%のOki Dokiポイントと0.5%分のnanacoポイントを貯めることができます。

ここはマイナス

所有するまでに時間が掛かる

ザ・クラスの一番のデメリットは所有するまでに時間が掛かるということです。通常JCB CARD GOLDを作成してから最低でも4年は掛かります。

ザ・クラスが欲しいと思ってもすぐに所有できないのは残念ですね。ただ、持つのに時間が掛かることから、所有できた時の喜びは表せません。是非思い立った時から作成を目指してください。

追記:現在はJCBプラチナカードを申し込んで実績を積む方法があります。JCB CARD GOLDからよりも早くTHE CLASSを所有できる可能性が高くなります。

海外でのステータス性は他のハイクラスカードに比べて劣る

日本国内でのステータス性はトップのクレジットカードです。ただし、海外に出ると、ダイナースやアメックスブランドに比べて知名度・ステータス性が劣ります。

海外滞在の期間が多い方はJCB以外のカードも合わせて作成することを検討しても良いかもしれません。

付帯サービスの改悪が続いている

人気サービスだったクラブ33が抽選になりその後特典から消えてしまいました。当然JCBからすると継続したかった特典だと思いますが、これを目的にユーザーが殺到してしまったのでしょう。この改悪によってJCB THE CLASSを改悪したという方も多いと思います。

付帯サービスの改悪はクレジットカード会社にとってデメリットが大きいです。ユーザーにとってのデメリットは言うまでもありません。サービス改悪→会員の解約が殺到→カード会社の収益が減る→サービスの拡充が難しくなる→会員数確保のためインビテーションの乱発となります。

比較対象のクレジットカード

比較対象となるのはブラックカードやプラチナカードとなります。年会費を見るとザ・クラスの倍以上に設定されています。特に海外でのステータスや使い勝手ではここで紹介しているステータスカードの方が良いです。

ダイナースプレミアムカード

ダイナースプレミアムカード

ダイナースクラブが発行するプロパーカードです。ダイナースクラブカードで実績を積んで招待が来ると申し込みをすることができます。

ショッピング枠に一律の制限がありません。また、マイルカードとしても優れています。年会費は140,400円と高額です。

アメリカンエキスプレスプラチナカード

amexplutinum

アメックス発行のプロパープラチナカードです。欧米でステータス性の高さが認められています。T&Eカード(トラベル&エンターテインメント)の代表です。年会費は、140,400円となっています。

三井住友VISAプラチナカード

mitsuiplutinum

三井住友カードが発行している最高峰のプラチナカードです。他のカードとは異なり新規申し込みを受け付けています。VISAブランドのTOPだと考えて良いと思います。世界中の加盟店舗で利用できるので利便性が高い一枚です。もちろんステータス性も圧倒的です。USJとの相性が良いです。

JCB THE CLASSは下位のJCBゴールドカードあるいはJCBプラチナカードを作成して実績を作る必要があります。

スペック情報

カード名JCB THE CLASS
カード発行会社株式会社ジェーシービー
発行期間招待制
国際ブランドJCB
ポイント還元率0.5%~
年会費54,000円(税込)
ETCカード永年無料
家族カード永年無料
海外旅行傷害保険死亡・後遺傷害最高1億円
傷害治療費用最高1,000万円
疾病治療費用最高1,000万円
携行品損害最高100円
賠償責任最高1億円
救援者費用最高1,000万円
国内旅行傷害保険死亡・後遺傷害最高1億円
手術費用5-20万円
入院日額5,000円
通院日額2,000円
締め日・支払日公式HP参照
ショッピング保険最高500万円
盗難保険盗難保険あり。

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